第10話

chapter8
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2025/03/26 13:00 更新
あれから月日は過ぎて友達は無事に回復した。

先生からは軽くお説教をくらったらしいけど

無事に2年生にもなれ、今は7月

今日は暗殺科と毒殺科の合同校外学習日

私は初めての校外学習だ。

本当は4月にも毒殺科だけで校外学習があったのだが、私は体調を崩し出席出来なかった

校外学習の内容は暗殺科と毒殺科に別れて、一人一人がペイント弾とインクが塗ってあるナイフを持ち、相手のどこかにインクを付け、最終的にどちらかのチームを先に全滅させるという単純なゲームだ。

体に少しでもインクが着いた時点でアウト

ただそれだけでは圧倒的に暗殺科の方が有利なため
毒の使用を許可されている。

ただし、殺しは無




『いやー楽しみだねあなたの下の名前!』


………………

「(全っっっ然楽しみじゃないけど???)」

「(私初めての校外学習で合同ってある?)」

「(しかもよりによって暗殺科だし)」

そう、暗殺科と言えばあのJCC一番の問題児組がいるところ

できるだけいい成績を残しておきたいが、あの4人と遭遇するのはなるべく避けたい。

だって、見つかったら瞬殺されるもん

「…体調は大丈夫なの?」

『うん!お陰様で』

『毒使えるしまぁ行けるっしょ!』

「……不安しかない」


エリアは街丸々一個分

相当広い

事前に各自散らばって今は先生の合図待ちだ





バン

「…始まった。」

あちこちから銃の音が聞こえる。もう争っているのか

『よぉし!がんばろーな!!』

「…うん」

『で!あなたの下の名前!!』

「うん」

『私ら囲まれてんな!』

「15人」

「7、8ね」

『おっけ!』












『いや~、案外楽だね!』

「ね、ホントに」

あの4人以外は大したことないのかな、

隙だらけで逆に怖くなるレベルだった

「このままいこ」

『うい!』












バン

3時間経過の合図だ

バンバン

バン

……残り10人をきった合図、


あれから私は4人と遭遇することなく暗殺科の人達にインクを当てて行った

てか、まだ3時間しか経過してないのにもう残り10人きったの?

絶ッ対あの4人だ

さっきからずっと走り続けているけど人気がない

毒殺科で生き残ってるのは私と友達アイツだっけっぽいな

後は、暗殺科の4人組


取り敢えず今は友達と合流したい




『動かないでね~』

……

…………よりによって一番嫌いな奴に見つかった

終わったな

『あれ?対抗しないの~?』

ウザイな、でも下手に動いたら確定でインクがつく

軽く状況説明をすると今私は首にインク付きのナイフを当てられており、頭にはペイント弾が押さえつけられている。

首のナイフなんて呼吸の仕方を少しずらしただけでついてしまう距離だ

……上手いこと毒を吸収させたい

『ねぇ、無視??』

『インク付けちゃうよ?』

「それは困りますね」

『あ、やっと喋ったぁ』



……一々嘘臭い笑顔張りつけやがって

「……(一か八か)」

『……!』

バッ

『もー、危ないな~』

「……」

一か八かで猛毒の針を刺そうと思ったがやっぱ無理だったか

でも離れることは出来た

今逃げても追いつかれるな

『あれ、逃げないんだ?』

「逃げたところでです」

『ふーん』

自分から聞いといてなんなんだよ

「……!」

『あ、』

『もー!後ちょっとだったんだけど!?』

『南雲テメェちゃんと気ぃ逸らしてろよ!』

…………ほんとに、嫌なメンツ

星野がきちゃったよ




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