『いやぁごめんごめん』
『思ってねぇだろ』
『思ってるよ?僕嘘嫌いだもん』
『嘘つき野郎がよ』
………この間に逃げられるよ。私
逃げよ
『おっと、動くなよ?』
はや、え、無理無理
「さっさとインクつけたらどうです?」
『お前の友達に毒盛られてこっちは本調子じゃねぇんだよなぁ?』
本調子じゃなくてこれか、
「解毒剤渡しましたよね」
「効かなかったですか?」
『いや、十分すぎるくらいに効いたよ。』
『でも、あの解毒剤ただの解毒剤じゃねぇだろ』
…気づかれたか、
『そーだなぁ、例えば副作用で少量の毒を体に循環させて、相手の動きとかを鈍くするとか』
「そこまで分かるなんて流石ですね」
『赤尾から聞いたけどよぉ』
『お前だろ?解毒剤作ったの』
「えぇ」
『この解毒剤の副作用いつ消えるかわかんねぇし、生活しずらいなんだよなぁ?いま』
『その副作用消せる解毒剤あんだろ?よこせよ』
「無理ですね」
「てか、その副作用ずっと続いているのは貴方の毒の耐久力の問題だと思います」
「その解毒剤、バイトの人に何度か飲ませたことありますけど、せいぜい副作用が起こってもすぐ収まりますから」
『あ?』
「実際貴方、チョコで濁してたのにも関わらず毒に耐えられなかったんでしょう?」
「殺し屋なのに毒の耐久力皆無ですか笑」
シュッッ
「危な」
『おめー、あなたの下の名前とか言ったなぁ?』
『殺す。絶てぇ殺す』
「キレ症、笑?」
『南雲。絶てぇ手ぇ出すなよ』
『りょー。見学してまーす』
『…さて、遊ぼーか?あなたの下の名前ちゃんよぉ』
やべ、流石に言いすぎたな、はは。
いやまぁ全部事実だしなぁ
チョコの件に関してはちょっと盛った
『よそ見してていいのかよ?』
「!」
『チッ』
「、、(怖)」
バンバン
シュッ
1時間後______
『ちょこまかちょこまかと…!』
『んだよ?逃げてばっかじゃあ私にインクは付けられねぇよ!』
早い。逃げるだけでも精一杯なんだよこっちは
でも1時間星野から逃げてて分かったことがある
星野は攻撃する時に必ず右足を引く癖がある
だから、その音さえ聞き取れれば攻撃を避けることが出来る
それに、星野は他の人と比べて毒の耐久力が無い。
だから、逃げてる間に上手いこと毒針を刺したい
速さは五分五分
「………(いける、!)」
『…っ!』
『!!……毒針か、』
『げほっ…』
「(なんとか刺せた、、)」
『ね〜〜、僕暇なんですけどぉ?』
『うるせぇ、黙って見てろ』
『えー、混ぜてくれても良くなーい?』
『だって星野今毒でやられてんじゃん』
『…』
『星野、毒の耐久力ないもんねぇ?』
『チッ…おめーのそーゆうとこホント嫌い』
『余計なことすんなよ』
『やったー、』
嘘だろ?
2対1って、
友達が南雲は毒の耐久力ある方って言ってたっけ
取り敢えず、まずは逃げ回って南雲の癖を見つける
攻撃の仕方を考えるのはその後













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。