後ろから誰かに引っ張られて、
持ち上げられた。
じゃっぴに、ぐいっと引っ張られて、
じゃっぴの馬に一緒に乗っている状態になった。
さすがに馬に跨ぐことは不可能だから、
じゃっぴの前に横向きで座った。
落ちないように、
私の背中に腕を回した。
もふくんが、自分たちの方にカメラを向ける。
きっと、ほんのり赤くなった顔が写っているだろうか。
たっつんが、手を振り回す。
ゆったりとした喋り方をするシヴァさん。
その声は人を安心させる声だが、
今の自分には無意味のようだった。
じゃっぴが、話しかけてきた。
耳元で聞こえてくるじゃっぴの声に、
自分は耐えられるだろうか。
前方にいるたっつんを見ると、
手を上げて、カメラに向かって何かを唱えていた。
2人で話していたら、
あっという間にメリーゴーランドは終わってしまった。
みんなが降り始めている中、
じゃっぴに降りるなと言われて、
馬の上で大人しく待っていると…


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。