第5話

4*
11
2026/03/02 23:17 更新



結局、何が何だかわからないまま一週間が過ぎた。















___
ここの計算はこの公式を利用し____

今は数学の時間。 あと5分で授業が終了する。  この授業が終わればお昼ご飯。
…どこで食べようか。
キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴った。 先生がため息をつく。
___
えー、授業が間に合わなかったので、ここの公式は課題にしまーす。
次回の授業に提出するようにー。


クラスメイトのほぼ全員がため息をつく。
____________本当に仲がいいと思う。(遠い目)
ーーー
きりーつ 、れーい
日直の子が棒読みで号令をかける。
                 「ありがとうございましたー」
ガタガタと、椅子を引く音が響く。
    __どこで食べよう。
西園寺 禮
西園寺 禮
うーん、、




桜の木が目に入る。今は青葉が茂っていて、心地よい木陰を作っている。
桜…桜…… ぁ、
西園寺 禮
西園寺 禮
、、あの人のところにいこう。


私はお弁当を持って軽い足取りで教室を出た。



あぁ、たのしm____
___
禮ちゃん!
…あぁ、クラスメイトの、
西園寺 禮
西園寺 禮
…ん?どうしたの?
笑顔を作ってみせる。…慣れたものだ。
___
お昼ご飯一緒に食べたいんだけど、、
西園寺 禮
西園寺 禮
あー…ごめん! 食べる約束してる人がいるんだー、また今度でもいーい?
___
  そっかぁ、、
しょんぼりとするその子。
されたままも嫌だから、最後にこう付け足した。
西園寺 禮
西園寺 禮
誘ってくれたのはすごく嬉しい!だから…
       耳元で囁く。
西園寺 禮
西園寺 禮
今度"2人"で一緒に食べようね、
  優しく、少し口を小さく動かして、
西園寺 禮
西園寺 禮
〇〇さん?
   ほんの少し甘い声で囁けば
___
っ〜、/////
頬を赤く染める。___ほんと、人って面白い。
西園寺 禮
西園寺 禮
んふふ、またね〜!
___
ぁ、っ、うん!


後ろは振り向かずに、歩き去る。




西園寺 禮
西園寺 禮
…はぁ、







           笑顔を、崩して




   校舎の端の御手洗に向かう。
    










※昔のお話なので新校舎はなく、旧校舎のみで進行しております。



扉を開けると、優しい光がステンドグラスと窓ガラス越しに御手洗に差し込んでいる。
  そして、

   緑の髪で
      綺麗なエメラルドの瞳をした、
                        あの人がいた。


七峰 桜
…あら、西園寺さん。




…私の、大好きな人、
七峰 桜
今日も来たのね。 元気にしてた?
西園寺 禮
西園寺 禮
…はい、元気でしたよ。
      きらきらした、私の大切な人。
七峰 桜
あら、お昼ご飯を食べに来たの?
西園寺 禮
西園寺 禮
はいっ! 七峰先輩とお喋りしたくて、、
少し言うのが恥ずかしくて、頰が熱くなる



緑色の綺麗な髪を耳に掛けて、微笑む先輩。
七峰 桜
ふふ、いいわよ。   …いらっしゃい。







 楽しい時間も過ぎ、チャイムが鳴った。
七峰 桜
もう時間のようだから、お帰りなさい、



少し名残惜しいが、仕方ない。 時には抗えない。
西園寺 禮
西園寺 禮
はい、、ありがとうございました、。
お礼をして、御手洗から去る。





__________廊下には 太陽の木漏れ日がさしていた。






























午後の授業も終わり、放課後になった。
 外からは運動部の人たちの声が聞こえてくる。






_______部活、どうしようか、、
行かないっていう手もあるけど、完成させたい絵があるし…



うーん、、






行こうかな、


























美術室に入る。 誰も来ていない。 
  ______________それもそうか、 私以外いないし。
西園寺 禮
西園寺 禮
〜♪
鼻歌を歌いながら準備をする。
 誰もいないからといって、堂々と歌うわけにはいかないからなぁ、、




まぁ、さっき人がいなかったから口ずさむくらいは、、
西園寺 禮
西園寺 禮
あなたって時々そんな風に笑うのね〜♪
西園寺 禮
西園寺 禮
今日はつーきが綺麗だ〜♪




コンコンコン
ノックする音がして、少しびっくりしてしまう。
  席を立って、扉の方に歩く。




___何と無く、嫌な予感がした。
西園寺 禮
西園寺 禮
はい。なんでしょっ_____!?
ぶすりと、胸を刺された。
黒い服を着た、中背の男だった。
___許せなかったと同時に感謝をした。
心臓がどくどくとせわしなく動いている。__あぁ、似た感覚。





 ごひゅっ、  と嫌な音がしたと思った。 口から血が溢れた。
西園寺 禮
西園寺 禮
は、はは、、、ふは、あははははっ!
その男は驚いたのか、少し後ずさった。
西園寺 禮
西園寺 禮
んふ、んふふ、、ありがとう、
西園寺 禮
西園寺 禮
ありがとう、お兄さん!
私は、笑った。晴れやかに、晴れやかに。





男は冷や汗をかいてこちらを見ていた。
 …逃げようとしている。
西園寺 禮
西園寺 禮
…まって、おにぃさぁん、
西園寺 禮
西園寺 禮
一人で逃げるつもり?
ごんっ 、

    と私は金槌をその男の頭に向かって打ちつけた。


血が、垂れた。そしてふらりと男が倒れた。
西園寺 禮
西園寺 禮
ふふ、あははっ、、



視界がぐにゃりと歪んだ。_____あぁ、貧血の時みたい。





私も、膝から崩れ落ちた。
血の海の中で、唯、思ったことは………








西園寺 禮
西園寺 禮
"やっと、死ねる"っ!!❤︎














      ぶつん、 と光が切れた。





















   西園寺 禮 。
    
     刺殺による出血多量により、 死亡。

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