第164話

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2023/04/15 15:48
あなた「全然つかないぃぃぃ!!!!!」

あれから数時間後(体幹)
私は未だに施設についていなかった
ヴィランは攻撃を辞めないし、襲ってきた理由もまだ分からない
まぁ、皆戦闘許可降りてたし何かあっても大丈夫だろうけど

あなた「律ぅぅぅ!!」
「あとどれくらいでつく!?」

律「このペースで行くと……」
「まだあと20分くらいはかかりそうですね」

あなた「嘘だろ……」
「もう疲れたんだけど!?」
「ていうかこいつ重すぎな!?!?」
「少しは痩せろよッ!!!!!」

そう私は、このぶっ倒れてる鷹岡が重すぎて引きずって進んでいるのである
まぁ、意識飛ばしたの私なんだけどさ
いつこいつが起きるか分からないし、早く施設に放り投げたい

あなた「ちょっと休憩しちゃだめ???」

律「ヴィランに襲われるかもしれませんし、このまま進むのをおすすめします」
「いつ目覚めるかも分からないですし……」

あなた「だよねぇぇ……」

まじ鷹岡一生出てくんな
というか〇ね
はぁぁぁぁ…
誰かいないかな

律「あなたさん!!数メートル先から何者かが近づいてきます!!!」

あなた「こんな時に…ッ!!」

もしヴィランだったらやばい
今の私じゃ太刀打ちできない…
かと言ってこのまま進んでも不意をつかれるかもしれない
私が今取らないといけないのは……

あなた「ここから動かないで隠れよう」

あえて変な行動をせず、息を潜めて隠れること
その方が戦闘も避けられるし、隠れることで体力を回復することも出来る
お願いだからそのまま去ってくれ……

ガサッガサガサッ

あなた「きた…ッ!!

相澤先生「もうすぐで着く
だから安心しろ

洸汰「分かった

あれは……

あなた「相澤先生ッ!!」

相澤先生「!?」
「は、華乃か…ッ!!こんな時に驚かすなッ!!」

洸汰「あなたお姉ちゃん!!」

あなた「あはは…ごめんなさい」
「驚かすつもりはなかったんですけど……」
「それよりもッ!!」

ギュッ

あなた「無事でよかったぁ……ッ」
「怪我はしてない??大丈夫?」
「ごめんね助けに行けなくて……」

洸汰「僕は大丈夫だよ!」
「あなたお姉ちゃんのおかげで、自分のことちゃんと守れたよ!!」
「それにね、ヒーローが助けてくれたんだッ!」

あなた「ッ!!」
「そっかぁ、そっかぁ…ッ!!」

緑谷くんやっぱり君はすごいよ
あんなにヒーローが嫌いだった洸汰くんが
君のことを"ヒーロー"って認めてくれたよ
やっぱり君に任せてよかったッ

相澤先生「華乃、こいつは…」

あなた「あぁ…」
「こいつは私が捕まえたヴィランの1人です」
「今は気絶してますが、いつ起きるか分からないので縛っておけるものありますか?」

相澤先生「俺がやろう」

あなた「ありがとうございます」
「それと、先生たちは施設に向かってたんですよね??」

洸汰「うん!そうだよ」

あなた「なら、相澤先生」
「そのヴィラン運ぶのお願いしていいですか??」
「私じゃ運べなかったので…w」
「洸汰くんは私が守るので」

相澤先生「分かった」
「こいつのことは任せろ」

あなた「ありがとうございますッ!!!!!!」

先生神すぎ!!!!
あの地獄をまだ続けるのかと思ってたけど、救世主現れてよかったわ……
もう二度とこいつに触りたくない!!!
てか、顔も見たくない!!!

あなた「洸汰くん行こっか」

洸汰「うん!」

はぁぁぁぁ癒し
さっきは守れなかった分、今回はしっかりと洸汰くんのことを守ろう
絶対に絶対に死なせない
この戦いで誰一人とかけちゃいけないんだ

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