第4話

よん
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2023/07/25 11:09 更新
(なまえ)
あなた
うぅっ、、
お母さん
お母さん
あなた、大丈夫??
(なまえ)
あなた
お腹いたい、、


朝から生理痛とか最悪だ…


起きてからずっと身体が重い。

そして腹痛がつらい。





学校行かなきゃなのに、、
お母さん
お母さん
どうする?学校休む?
(なまえ)
あなた
休みたくない、、
お母さん
お母さん
じゃあ今から行くの?
(なまえ)
あなた
ちょっとおさまってから行く
お母さん
お母さん
そう、、
お母さん仕事だから自分で出てね
(なまえ)
あなた
うん


そう言って、お母さんは家を出た。





















ーそれから数十分後ー


あなたの腹痛は少しずつおさまってきていた。
(なまえ)
あなた
よし、そろそろ行くか…


私はソファーから立ち上がり、リュックを背負って家を出た。


今は5月。


外は暖かく、今日はいつもより家を出る時間が遅かったのもあって、むしろ少し暑いくらいだ。





学校まであと半分、というところまで来たとき。







女の子
女の子
やぁだ!!保育園行きたくない〜!!
4歳くらいだろうか。

ツインテールをしたつり目の女の子が、道端でわめいていた。


せっかく可愛いのに、顔を歪めて今にも泣き出しそうな顔をしている。
女の子のお兄さん
女の子のお兄さん
我慢してよ💦
俺だって学校行かなきゃなんだよ
女の子の正面には、高校生くらいの男の人が、女の子と同じ目線になってしゃがんでいる。

私には背を向けていて顔は見えないが、制服から見て、きっと私と同じ高校の生徒だ。
女の子
女の子
いきたくない〜!!!
またレイくんにいじめられる〜
女の子のお兄さん
女の子のお兄さん
先生にはお前とレイくんのことをよく見ておくよう言っとくから
女の子
女の子
でもやだぁ、、
私は木の影からその様子を見ていた。


きっとこのままでは、女の子は保育園へ行かないだろう。


お兄さんも朝から大変だな、、
女の子のお兄さん
女の子のお兄さん
じゃあ、今日は早く迎えに来るから。
保育園行ってくれる?
お兄さんが優しく問う。
女の子
女の子
にぃに、おむかえいつもおそいじゃん!
女の子のお兄さん
女の子のお兄さん
うっ、、それはごめんて。
でも今日は絶対早く迎えに来るよ
女の子
女の子
…わかった。ぜったいだよ?
女の子のお兄さん
女の子のお兄さん
うん。約束ね
女の子はお兄さんと目の前の保育園へと入っていく。
















しばらくして、お兄さんが出てきた。



…あれ、あの人って、、
(なまえ)
あなた
…武内?










そう呼びかけられ振り向いたのは、、







優喜
優喜
えっ、あなたの名字!?


やはり武内だった。


(なまえ)
あなた
…もしかして、毎日送りに来てるの?
それで遅刻してるってこと?


武内はバツの悪そうな顔をする。


それから、そっぽを向きながら首を縦に振った。
優喜
優喜
さっきのは俺の妹。
父親も母親も仕事で家にいねぇから、
送り迎えは俺の仕事なの
(なまえ)
あなた
へぇ、、あんたも大変なんだね
優喜
優喜
いや、別に大変じゃない。
俺はただ自発的にやってるだけだから
(なまえ)
あなた
…ほんと人って見かけによらないねぇ
優喜
優喜
それどーゆーことだよ💢
武内がきつく睨んでくるので、あわてて話を逸らす。


(なまえ)
あなた
ていうか、武内って兄弟いたんだね
優喜
優喜
え、あぁ…
さっきのはうちの末っ子
武内は遠くを見ながら歩き出す。


私も武内に置いていかれないように歩き出す。
(なまえ)
あなた
まだいるの?
優喜
優喜
あとは姉ちゃんともう1人妹がいる
(なまえ)
あなた
何歳??
優喜
優喜
姉ちゃんは20歳、さっきの妹が4歳、もう1人が6歳。
(なまえ)
あなた
めっちゃ年離れてるんだね!
優喜
優喜
まあ妹2人は、父親が再婚して、その相手との間に生まれた子だから…
武内は、儚く優しい、初めて見る顔をしていた。
(なまえ)
あなた
そう、だったんだ…
優喜
優喜
まあ俺はそこまで気にしてないけどね



彼はそう言って笑った。



でも、その目は悲しそうだった。
優喜
優喜
よし、学校行こーぜ。
俺らさすがに遅れすぎだから笑笑
(なまえ)
あなた
あっ、うん!




私たちはときどき言葉を交わしながら、学校へ向かった。



今まで思い込んでいた武内と、今日知った武内は全然違った。


















あの冷たそうに見えていた武内と、

少し距離が縮まったような気がしてる。

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