第13話

最期(本編)
96
2023/09/12 08:33
寺島side
ついにだ…
ついに。この日がやって来た
このたまりにたまったイライラを
ついに全部なくすことが出来る。
寺島 大揮
うまく…いくよな
いや、不安がってんじゃねぇぞ俺。
寺島 大揮
行くかぁ



♪♪♪
(着信音)
寺島 大揮
んおっ
寺島 大揮
もしもし
店長
店長
寺島君、ごめんなんだけど今日休んでる人の代わりに担当してくんない?
寺島 大揮
えぇ…今日は大切な日で…
店長
店長
寺島君さぁ…頑張りたいからここ入ったんよね?
寺島 大揮
はぁ…
店長
店長
行ける?
店長
店長
10分だけなんだ。10分後に担当が帰ってくるからさ。
まあ、今からなら間に合うかな
寺島 大揮
了解っす
店長
店長
うん。じゃあ宜しく。
プツッ
寺島 大揮
あーあ。
寺島 大揮
良かったのかなあ
寺島 大揮
まあ…急げば…ね?
藤枝side
藤枝 仁
今日だ今日だ今日だ今日だ…
藤枝 仁
あああああぁ……
藤枝 仁
緊張する…
藤枝 仁
いや、落ち着け落ち着け。行ける。俺なら行ける。
藤枝 仁
しかもテオくんが居る。大丈夫。あの人に陽キャやし、安心感あるし。
藤枝 仁
うわ…もう時間…
藤枝 仁
うう…
大丈夫。大丈夫だから。落ち着け俺。落ち着け。
藤枝 仁
すぅ……はぁ…
藤枝 仁
行くかぁ
待ち合わせはあの子の家。
一緒に凸して一緒に戦う。
女の子一人に対して男二人はちょっとずるかもしんないけど
あの子はもう俺の敵だ。
そう言う事は考えず行こう。
10分後
藤枝 仁
ついたなぁ…
藤枝 仁
着いちゃったなぁ…
藤枝 仁
テオくん居ないな。あ、もう中かな
おんな
おんな
え…
藤枝 仁
あれ
おんな
おんな
じんくん?なんで
藤枝 仁
テオくんは?
おんな
おんな
テオくん…?って誰?
藤枝 仁
寺島
おんな
おんな
あぁ…先輩のこと?
藤枝 仁
そう。付き合ってるんよね?
おんな
おんな
何の…こと?
藤枝 仁
…もう良いじゃん。隠さなくて
藤枝 仁
正直、全部ばれてるよ。
藤枝 仁
証拠そろってるよ?
おんな
おんな
……いいよね。
藤枝 仁
え?
おんな
おんな
良いよね。じんくんは仲間が居て。
藤枝 仁
どういう…
おんな
おんな
わたし、言ったよね。家族に虐待されてるって。それに、友達だっていない。
おんな
おんな
それに比べてじんくんはお友達と協力して敵を倒そうってこと?
おんな
おんな
私の気持ちも考えてよ!!
藤枝 仁
おんな
おんな
わたし…じんくんがお出かけしてるとき…辛かったんだよ?
おんな
おんな
一人でずっと待っててさ。だから、ちょっと寂しさを埋めようとして先輩に手を出したの。
おんな
おんな
ね?なーんにも私悪くない。
おんな
おんな
ねぇじんくん。
おんな
おんな
私の気持ち…分かった?
藤枝 仁
……うん
藤枝 仁
ごめん
藤枝 仁
俺が全部悪かった。
藤枝 仁
辛かったね。ごめんね。
俺は優しくハグをする
おんな
おんな
ふふ、
寺島 大揮
ちょっと待ったぁ!!!
藤枝 仁
おんな
おんな
寺島 大揮
じんたん?
寺島 大揮
だまされてんの?
藤枝 仁
あ、テオ…く…
寺島 大揮
…もういいや
寺島 大揮
あのさぁ…
寺島 大揮
嘘つくの…良くないよ?
おんな
おんな
寺島 大揮
全部ばれてるよって言ってたよね。
寺島 大揮
家族にも虐待なんてされてないっしょ?
おんな
おんな
証拠は?
寺島 大揮
はあ…
寺島 大揮
ほんとに何でも証拠証拠って。
寺島 大揮
逆に聞くけど虐待されてるって証拠は?
おんな
おんな
寺島 大揮
友達いないって証拠は?
寺島 大揮
浮気してないって証拠は?
おんな
おんな
ほんとだもん!!
おんな
おんな
嘘じゃないよ?
おんな
おんな
信じてよ
寺島 大揮
かわいこぶってんの?
寺島 大揮
俺、もうお前のこと可愛いとかみじんも思って無いけど。
寺島 大揮
じんたんも黙ってないで
藤枝 仁
あ…
藤枝 仁
いや…俺テオくんのこと信用しないでだまされt
寺島 大揮
もう良いから
藤枝 仁
え…
藤枝 仁
藤枝 仁
ねぇ…俺のどこが駄目だった?
おんな
おんな
…だから…じんくんのどこが悪いって訳じゃなくって…
おんな
おんな
つい魔が差して…
藤枝 仁
その言葉に俺はだまされたけど
藤枝 仁
もう…信じない。
藤枝 仁
たくさん君には騙されてきたよ。
藤枝 仁
でもそのたび俺は「いいよ」って許してあげてたね。
藤枝 仁
でもごめんね。もう…いいよとは言えないかも。
おんな
おんな
じんくん?
おんな
おんな
やだよ…
藤枝 仁
ううん。
藤枝 仁
もう俺は君のこと好きじゃないんだ。
藤枝 仁
今さっき騙されてた奴が言える台詞じゃないよね…。
おんな
おんな
っ…
藤枝 仁
でもさすがにショックだよ?
藤枝 仁
何回しないって言ったのさ
藤枝 仁
好きだよって言うのは嘘だったの?
おんな
おんな
嘘じゃない!!
おんな
おんな
ほんとに…好きだったよ。
おんな
おんな
私はほんとにじんくんと結婚して、幸せになって、毎日一緒にいたいって思ったよ。
おんな
おんな
でも…
藤枝 仁
ねぇ、
藤枝 仁
そろそろさ、俺も君も
藤枝 仁
現実見た方が良いね。
藤枝 仁
言い訳ばっかしてちゃ駄目だと思う。
藤枝 仁
変わろう。そろそろ。
寺島 大揮
ふぃー終わった終わった。
藤枝 仁
うん。
寺島 大揮
大丈夫?
藤枝 仁
大丈夫。
寺島 大揮
頑張ったね
藤枝 仁
うん。
寺島 大揮
どうした?
藤枝 仁
いやぁ…俺さっき騙されて…
藤枝 仁
テオくんと頑張るって決めたのに…申し訳ないなって。
寺島 大揮
もう良いよw
寺島 大揮
長い間よく耐えたな
寺島 大揮
偉いと思う
藤枝 仁
うん…ズビ
寺島 大揮
またいい人見つけようや。
藤枝 仁
ん。一緒に頑張ろ。
藤枝side
ここまでの出来事はかなり大変だった
藤枝 仁
人を信じることは大事だと思うけど、今回は少し信じ過ぎちゃったみたい。
もう同じ事を繰り返したくない。
だから変わらないと。
藤枝 仁
そろそろ行くか
♪♪♪
着信音
藤枝 仁
もしもーし
寺島 大揮
もしもし?
藤枝 仁
なに?
寺島 大揮
ちょっと今日遅れるかも
藤枝 仁
おけ。
寺島 大揮
うん。じゃーね。
藤枝 仁
はーい。プツッ
藤枝 仁
じゃ、も少しゆっくりしてから行こっかな。
寺島 大揮
じんたん
藤枝 仁
おっ!来たか。
藤枝 仁
ちょっと遅すぎたんじゃない?
寺島 大揮
誠に申し訳ない。
藤枝 仁
さ、行こ。
寺島 大揮
おう
最期まで見てくれてありがとう。
かなりどこにでもありそうな作品になってしまって申し訳ないのと、めっちゃ長くて申し訳ないです。
1話が出たときから見てくれた方、この作品を見つけてくれてほんとありがとうございます。最初は観覧数2とか、5とかだったけど、
もう今となっては400人!!
1話に20人超えの方が見てくれています。
ほんとに喜ばしい事です。
かなり長くなってしまいましたがここで終わるとしましょう。あ、活動終了みたいな雰囲気出てますがまだまだ小説は書くつもりです。 
次出すのはかなり過激かもです。
それではまた会いましょう。さようなら。

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