私は、生きてるのか…。
…
八幡宮は、
…彼女は、死んだのかな
少なくとも連絡の類は一切来ていない。
彼女はああ見えてしっかりしてるから、
必ず何かしら生存報告をしてくれるはず。
それが無いってことは、
分かってる。
めめさんのせいじゃない。
あの人もまた、被害者に過ぎないだろう。
実際私に攻撃してきた時も躊躇いの混ざった表情をしていた。
やろうと思えば私を木っ端微塵に吹き飛ばして殺すことも可能だったと思う。
だけどそれをしなかったのは、彼女が優しいから。
それに比べて私は?
やってたことは最低限の戦闘支援と時間稼ぎだけ。
めめさんが向かってきた時も、なかなか剣を向ける勇気が出ず時間稼ぎに走った。
どうして私だけ____
涙が止まらない。
沸々と湧き上がってくる自責の念に合わせて頭の中も震える。
人が死んだ。
そんな一言の事実を未だ受け入れられず、
ただ泣くことしかできない。
涙も頭痛も止まらない。
砕けた両腕のせいで顔を拭うことも頭を抑えることも叶わず、ただ服と布団を濡らし続ける。
私だけ生き残った。
何で?
八幡宮の方がずっとずっと凄い。
彼女が生き延びるべきだった。
私なんて、あそこで___
そこに続く言葉が浮かぶよりも早く、身体は自然と動き出していた。
某日。
王国立中央病院の患者、ぐさおが失踪。
腕及び肋の治っていない状態でどう動いたのかは不明だが、
病室の窓が破られそこには誰もいなかった。
魔力の痕跡を追うも、途中で途切れており捜索不可能。
王国は彼女を安否不明状態とし、引き続き捜索を続けると
近親者及び学友に説明。
とりあえず加筆修正済ませてきたので更新していきます











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。