リクエスト 恋愛
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mmntmr→iemn
rirー→mmntmr
学パロ ( 高三 )
iemn→家門爽
mmntmr→黒渕芽乃
rirー→麗打雷菜
バットエンド
以下本編⤵︎
学校の図書室で、本を読んでいた時だった。
綺麗に靡く藍色の髪に見惚れてしまった。
暑い夏の日差しに対照的なその髪。
私を堕とすのには、いうて時間はかからなかった。
彼女が振り返った。しかもこちらを向いて。
目を細め、にっと笑った彼女を目にした。
き、綺麗すぎる…!!!
きっとその時の私は顔から湯気が出るほど
顔を真っ赤に染めていたんだろうと容易に予想できる…
カタンッ
彼女が私の隣に座った。
…え、隣!?!?!?
『ちょっとそこ、図書室では静かに!』
話しかけられるなんて思ってもいなかった。
だからついつい大きな声が出て…
初っ端からかっこ悪いなぁ…
奇跡だと思っていた。
あんな高嶺の花とも言える
彼女と仲良くなれたんだから。
これは夢だってずっと思ってた。
でも、夢じゃなかった。
それだけで一週間は舞い上がれるレベルだった。
その時手を離して閉じられて
しまったページには、こう書かれていた。
『コチョウラン…
“純粋な愛”“幸福が飛んでくる”』
この時は、まさに純愛で。
幸福が私に向かって飛んできてくれていた。この時は…
で…まぁ、それがかれこれ2年前の事。
高一だった私も貴女も、もう高三で。
私のあの人への気持ちは、
まだあの頃から一切変わっていない。
…でも、彼女の気持ちは変わってしまった事だろう。
あの時あの頃彼女と出会った図書室。
季節も天気も場所も持っている本も何も変わらない私。
それは私のあの人への気持ちと同じよう。
ただ、隣にいる彼女は居ない。
芽乃さん…いや、師匠は爽さんのことが好き。
半年前、師匠が私に相談して来た。
そして、手に入れた情報によれば…
…爽さんは、師匠のことが好き。
綺麗な純愛。両思い。
私とは違うんだ。
ずっと引き摺り続けるこの思い。
もう、2年前の綺麗な思いとはかけ離れてしまった。
さらにこの上、私は師匠の弟子。
こんな幸せ、そうそう無いのに。
もっと、幸せを掴もうとしてしまう強欲な自分。
…あぁ、惨めだ。敵うわけないのに。
どうにもならないのに。
既に私は師匠の恋の手伝いをしてるのに…
持っている本を読み始める。
あれを見ていられなくなって。
…あの時も読んでいた本。
『bat endはhappy end』…
あぁ、師匠達が持ってた本か。
あの時は綺麗に見えた
師匠の藍色の髪。
今は、私の心を表すような真っ黒さ。
…きっと、師匠と爽さんからしたら
この時間はhappy endになって、
私からしたらbat endだ。
幸福と不幸なんて、簡単に
入れ替わってしまうんだなぁって思い知った。
…こんな思いするなら、恋なんてしなければ良かった!
閉じた本の最後の1ページ。
そこには、こう書かれていた。
『黄色いスイセン…
“私の元に帰って”“もう一度愛して”』
夢でもいいから、どうか師匠…
私の元に、戻ってきて…私を愛して下さい、もう一度。
は、儚い…ッ!!!
こういうタイプのバットエンド好きです、はい
バトエン厨ですからね…
リクエストありがとうございました!!
こんな感じで良かったですかね…?
個人的には頑張りました!!
それではー!!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。