炭治郎side
あなた!
咄嗟に掴んだ腕
ビックリしたのかその子は俺の方を見た
その顔は前世のあなたの顔で
やっぱり、あなただったんだな!
心配したんだ
今世ではあなたに会えなかったから
今は他の家族の元にいるのか?
あ、あのっ!
??
少女からは困惑と恐怖の匂いがした
まさか…
あなた…俺のこと…知らないのか?
すみません…
どこかでお会いしましたか?
い、いえ…昔の知り合いに似ていて…
そうなんですか
あなただよな…
だって、あなたの匂いがする
昔と変わらない匂いが
ということは…記憶がない…のか?
あっ!お兄ちゃん!
探したよ!
なにして……え…
あなた…?
禰豆子…その人は違うよ…
で、でも…
きっと…前世の記憶がないんだ
そ、んな…
あの…すみません…
もう、行ってもいいですか?
友達が待っているので
え、あっ、はい!
それでは
皆になんて説明しようか
せっかく会えたのに記憶がないなんて
前世のことも謝れないまま…
________
____________
屋台の光に照らされている1人の少女
少女は笑っていた
ばーか
私だけ記憶がないわけないじゃん
さようなら
どうぞ、今世でも苦しんで
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編集部コメント
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