in家
明るい日差しが、暗い部屋に差し込むように
カーテンを開ける
おっと!早く準備して行かないと!
そう思いながら、
あなたは顔を洗い、歯を磨き、着替えを済ませた
ふと、鏡を見ると少し伸びてきた髪が気になった
毛先を触りながら、そんなことを考えていると
横にあった時計が8時を指していた
さて
青い靴を履きながら玄関を出ようとする
その直前に鍵のことを思い出し、
慌てて靴箱の上に置かれた鍵を手に取り、ドアを開ける
そうして〝誰もいない〟部屋にいってきますをいい、
あなたはシカマルの家へ向かったのだった
ピーンポーン
シカマルの家に着いたあなたはチャイ厶を鳴らした
ガチャッ!
ヨシノさん「あら!あなたちゃん!おはよう〜」
笑顔で出迎えてくれたのは、シカマルのママでヨシノさん
シカマルはおっかなくて、怖いっていつも愚痴を
言っているけど、いつも嫌な顔1つしないで私を家に入れてくれるヨシノさんのことをそんなふうには思えなかった
ヨシノさん「いつもありがとね〜
アイツ私が起こしても、起きやしないのよ!」
ヨシノさん「さっ!上がってちょうだい!
今朝ごはん作ってるからね!食べていくでしょ?」
そうしてヨシノさんに家に入れてもらった
リビングへ行くと、シカマルのパパのシカクさんが机で
新聞を見ながらコーヒーを飲んでいた
シカク「あぁ、あなたちゃんかおはよう」
現役で上忍のシカクさんは任務で朝早くには
出ていってしまうらしく、私はあまり会えていなかった
シカク「そうだよ、久しぶりに休みが取れたんだ」
シカク「今日はシカマルが帰って来るまで家にいようと
思ってるんだ。帰ってきたら修行をつけてやろうと考えていてね」
修行という言葉を聞いて
あなたの目がキラリと光る
シカク「ハハッあなたちゃんは本当に努力家なんだな
うちのめんどくさがりにも見習ってほしいよ」
ドタドタドタドタ!!!
あなたはシカマルの名前が出てきた瞬間、
思い出したように勢いよく階段を登っていった
シカク「あの子は、本当に素直でいい子なんだな」
ヨシノ「ほんとうお嫁に来てくれないかしら〜」
そしてあなたは階段を駆け上り、
シカマルの部屋へと辿り着いた
バンッ!!
まだ頭が冴えていないシカマルがベットからゆっくりと
顔を覗かせる
そして大きく口を開けてあくびをした
そうして、あなたとシカマルは朝ごはんを食べて
忍者アカデミーへと向かったのだった
in外
あなたとシカマルはアカデミーに向かうため、
並んで歩いていた
ふと、なぜか機嫌の良いあなたにシカマルは疑問を持つ
俺がそういうと、ニッコニコの笑顔で
手をブンブンさせながら言う
やっべー今日だったか?
つか、なんでテストなのにそんな嬉しそうなんだよ……
思いっきり動揺を見せたあなたに、
俺は少しニヤけながら聞く
分かりやすい………死ぬほど分かりやすい
嘘がつけねぇってのも困りもんだな
どんだけ顔に出やすいんだよ……
シカマルは小馬鹿にしたように言った
その様子にあなたは焦ったように弁解する
がっくりと肩を落とすあなた
そんな姿を俺はじっと見つめる
だからこそ、
コイツと仲良くなるうちに
ふと、こんな事を考えるようになっていた
こんな太陽がなぜわざわざ
俺みたいな影に構うんだろう………
自分でもらしくない考え事をしている時、
前に見覚えのある姿が見えた
あなたがいつものバカでかい声で名前を呼ぶと、
壁にもたれ掛かっていたイノがこっちに気がつく
イノは腕を組んで偉そうに壁にもたれながら、
ニヤリと笑って聞いてきた
ニヤニヤしているイノを多少疑問に思ったあなただったが、あまり気にせず話を進めていく
へー珍しいな……イノが人を待つなんて……
それを聞いたあなたは、
嬉しそうな笑顔でぴょんぴょんと飛び跳ねる
そのあなたの様子に、イノはクスッと頬を緩ませる
それを聞くとあなたは飛び跳ねるをやめ、
イノの顔を覗き込む
あなたの不意打ちの褒め言葉に、
イノは取り乱し、顔を赤らめた
あなたが畳み掛けるようにイノを褒める歌を歌い出し、
イノの顔はますます赤くなっていく
イノは我慢できずに、
俺とあなたの背中をグイグイと押していく
太陽………
その笑顔を見ると、自然と周りも笑顔になっていく
イノも呆れたようにクスッと笑う
そしてイノと分かれ、
またあなたと俺は2人で並んで話しながら歩いていく
アカデミーに近づくにつれ
生徒の数も次第に多くなっていき、
知り合いの多いあなたはほぼ全員に〝おはよう〟と
言っていた
上がった口角を下げることなく、
常に笑顔で挨拶しているあなた
そんなあなたの横を歩きながらもやっとの事でアカデミーの前まで来ると、クラスメイトも度々見かけるように
なった
そしてふと、俺は1人の生徒に目が止まった
そう……俺が目に止まったのは、〝うちはサスケ〟だった
毎日のように女子にキャーキャーと騒がれている
成績は優秀で、顔もいい、だが無愛想なやつ
俺はサスケが嫌いな訳では無いが、
わざわざ仲良くなる必要もないのであまり関わっていない
何人もの女子に囲まれようと、誰一人相手にしない
ずっと何事もないように無表情で無視している
……………あなたはコイツとも仲良いのか?……
ふと、俺はあの太陽のことを思い出す
だが、俺の想像を遥かに越えてくるのが………
俺の太陽だ……












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。