第6話

5
2,928
2025/11/05 14:05 更新
💎🦊side

















🩵
もおお!2人とも早いよぉ







今日初の朝日と対面しながら

2人の横で早くなった自分の鼓動と息を整える














❤️
いむが遅すぎるんだよ

‪💗
ほとけっちって俺より足遅いよね 笑









「ないちゃんは車椅子じゃん」


そう言おうとした言葉をぐっと飲み込んで
大きなため息をつく












🩵
んむぅ、、今日一緒に帰れる人いる?

‪💗
話逸らした 笑
俺はらんらんと帰る〜。
あ、りうらそこ段差
❤️
分かってるよ、
前記憶したから
❤️
りうらもなつくんと帰るかも
🩵
えぇ、ぼっちじゃん 泣










半ば悲鳴に近い泣き声をあげる




りうちゃんは黙れっていってたから

僕はそのかわり口を尖らせる














その後文句を言い続けたが
柔らかく断られ続け結局学校へ来てしまった












学校へ来ると
りうちゃんは前髪を下ろし始める








なんでピンで止めたままにしないのか

僕もあまり分からない








少し長い前髪が
りうちゃんの目元にはらりと落ちる
















‪💗
じゃ、またあとで!


MOB
おーい、ないこ!!
‪💗
あ、おはよー!なになに〜?










ないちゃんは校門に行った途端

恐らく友達だと思われる人に
声をかけられ







ぱっとより明るい笑顔になりながら


器用に車椅子を押して行ってしまった
















MOB
あ、ほとけ!おはよ!!








そう後ろから声をかけられ

振り向くと




何度も見てきたクラスメイトの顔




🩵
あ、おはよっ!

MOB
今日は寝坊しなかった? 笑
🩵
もちろん!
っていうかそんなにいつもしてないし 笑








僕もにこにこと愛想のよく見える笑顔を

顔に貼り付けながら





りうちゃんをちらっと見る








りうちゃんは僕とはまるで
もう他人かのように

そっぽを向いて玄関へ向かって行ってしまった















🩵
、、「またね」くらい
行ってくれたっていいのに、、
MOB
ほとけ!早く行かないと!!
せっかく時間までに来れたのに
遅刻しちまう!

🩵
あ!そうだね!!











そう言ってされるがままに手を引かれて



僕は玄関へと入った










靴を脱いで内履きに履き替える

僕の内履きを入れる場所のひとつ下の段









そこに居座っていた内履きは少し薄汚れて埃が被っていた


踵には「 初兎 」と
紫の可愛らしい字が並べられている














🩵
、、、











僕は内履きのまわりの埃を指でなぞる







ついた埃をぐりぐりと指先の腹同士でねじつけあいながら

僕はクラスへと小走りで向かった











背には走る度浮いてぶつかる鞄の痛み






それに比例して心のもやもやする痛みは消えず

教室へ向かう度増えていった














少し古くなった横開きのドア


ドアの窪みに手をかける











🩵
おっはよー!









なるべく明るく僕らしい声を出しながら

教室に入る













見定めるようなみんなの視線が素早く集まって


針みたいに僕を刺してくる















一瞬の、静寂













それが超えれば

またわっと盛り上がる教室









心に安心がずしっと伸し掛る

















MOB
ほとけおはよ!
MOB
ほとけくん、おはよっ
MOB
おい、昨日の〇〇のインスタ見た!? 笑







席に座ると

自然と僕の周りに集まるクラスメイトたち












🩵
おはよう、みんな!
🩵
昨日の、、あぁ!見たよ!
馬鹿なことしてたよね、
ほんと面白かった 笑







襲いかかる質問に

一定のテンポで答えていく






この答えが間違っていたら

僕は一気に三軍地獄行き

















だから、いつも相手の顔を見る








答えがあっているか

相手が望む答えはなにか











それを見極めるのが

僕の惨めで得意な癖
















MOB
ほとけ!置いてくなよ! 笑
🩵
ごめーんっ!
忘れてた、てへ?

MOB
お前がしても可愛くねえよ! 笑








みんなの笑顔が


僕の安心










みんなからの笑顔が無くなる突き放されるのが


「 僕 」の終わりの合図だから


















MOB
そういえば今日もあいつ来ねえの?

🩵
、、あいつ? 笑
MOB
あー、っと、、しょう!
そう、しょうだ!!
MOB
クラスメイトの名前忘れるとか
さいて〜 笑笑



🩵
あー、しょうちゃんね、、














「 ぼくらがいちばんっ! 」










「 ずっといっしょだよ、、? 」

















「 ふたりでひとつ、
ふたりでかんぺきっ! 」


















小さい頃の記憶が蘇る







所詮 口だけの約束



















🩵
僕 知らない



🩵
来ないんじゃない、?










小さく笑ってみせると


気持ち悪い笑顔がみんなの顔に浮かんだ





















その顔を見るたび、

僕は安心するし














その顔を観るたび、

僕は僕が嫌いになる

























ねる
皆様応援ありがとうございます
ねる
本当にこんな速くランキング乗れるとは
思ってませんでした
ねる
ここではひっそりゆっくり
作品伸ばしてこうと思ってたんですけど
ねる
、、結構面白くなってきました 笑
あ、いい意味で。
もっと上目指してやるって
気持ちが芽生えました
ねる
これからも応援よろしくお願いします

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