第9話

8
1,294
2025/12/27 09:00 更新
ねる
久しぶりなので、
この作品忘れてしまっていた方は
最初から読み直すことをおすすめします
(8話程の短い話なので、
良ければどうぞ)







❤️🐤side



























足音響く廊下


背には玄関から聞こえる楽しそうな声が
刺すような感覚を覚える





まあ、もう慣れてしまったけれど




白杖から伝わる情報を頼りに
職員室の扉の前に行く











❤️
失礼します
特別支援学級の賽子 裏トです


特別支援学級の先生
お、りうらくんおはよう






少し暖かくて低い音、
これは先生の声だ



俺は先生に挨拶をして、
先生に先導してもらいながら特別支援学級の教室へと

向かった












❤️
おはよーございます
🎼🎮
お、りうらおはよ




老朽化が進み、改築すればいいのにと思うほどの
音を立てながら、開くドア


その先からは少しの光と、友達の声





❤️
なつくんおはよ

🎼🎮
今日な!
らんの顔に落書きしたら
らんタコみたいに顔真っ赤にして怒ったの 笑
❤️
なにしてんの 笑


🎼🎮
あとあと!らんと学校来る途中に
カエルがいたから捕まえたんだけど
あ、あれ何時だったっけ、?
🎼🎮
隣の家の田中さんちの、、あ
田中さんちの犬が俺見て吠えるんだよ!
その横にチューリップ生えてて超綺麗なのに
🎼🎮
それで、、









俺はなつくんの話を聞き流しながら

手探りで椅子を探し


荷物を横に置いて
ゆっくりと椅子に腰をかけた





なつくんは、ADHDという病気らしい




それでちょっとだけ会話のキャッチボールが難しいけど




俺は話すのが苦手だから
なつくんが一方的に話しかけてくれた方が




嬉しいしありがたいなと思っている




だから基本的に俺たちの会話は

なつくんがキャッチボールを一方的に投げかけているように
第三者からは見えてしまうことがあるけれど



俺が納得しているから、他の人が
俺たちの会話に対して口を出す時は

なるべく気にしないで欲しいなって思う








まあ、大抵俺たちの会話を注意する人は
自分が気持ちよくなりたい偽善者なんだろうけど































特別支援学級の先生
りうらくん、なつくん
今日は何する?



🎼🎮
俺お絵描き!!
❤️
俺は、本読む





俺は荷物の中に入った点字の本を
取り出し


本の上部を撫で
手探りで栞を探す





🎼🎮
りうら、ここだよ!



なつくんは俺の手を掴み

栞に触れさせる




❤️
ありがとう





声がした方を向いて言葉を伝える


多分、なつくんは笑顔を浮かべた






りうらは、その素敵な笑顔を見ることができない


りうらは、そんなこともできない




なにか、俺は悪いことをしたのだろうか


胸が苦しくなって拳を握りしめる










🎼🎮
りうら、だめだよ




手に暖かいものが触れて

俺の手を包み込む




その瞬間、初めて それ がなつくんの手だと
認識する






🎼🎮
血、出ちゃうから
❤️
、、うん





別に、俺は見た目なんて気にしないのに




捻くれた思考を持つ俺は
その心配を上手く噛み砕いて飲み込むことは出来なかった



『多分悪いことをした俺』にとって、
優しさは、きっと眩しすぎるから













ねる
あの、お気に入りに、いいねとか
スポラとかコメントとか諸々
いっぱいありがとうございます
ねる
うれしいです

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