そうして匂いのする方へとしばらく走っていると、鍋を煮込む、グツグツという音と誰かの鼻歌が微かに聞こえてき始めた。
聞こえてくる歌声に聞き覚えがあって、その場にいる全員の顔が徐々に徐々に曇っていく。
少し重くなった足を進め、声のする方へと向かっていく。
進んだ先、小さな家…小屋のような建物の近くにいたのは、いかにも魔女ですと言わんばかりの煮込まれた鍋に何やら怪しげな液体を入れようとしている、予想通りの人物…
そう、中国さんがいた。此方に気づいた瞬間、目を見開き驚く彼に対し、私たち3人は予想通りすぎてため息を着く。
目が合った途端に喧嘩を始めるアメリカさんと中国さん。その勢いはついさっきまでの疲れて静まり返っていた空気など完全に忘れているかのようだった。
アメリカさんの口を慌てて塞ぐ。
…ふっ…さすが中国さん…扱いが簡単!
これで食にありつけそうですね!!
こうして私達は、不機嫌で文句ありげな顔をするアメリカさんを何とかなだめ、大体昼頃…ようやくちゃんとした食事をとることにするのであった!
小屋の中へ案内してもらい、テーブルの前に座ると、
どんどんどんっ、皿が3つテーブルに置かれる。
そう、炒飯。何だかいつもよりも野菜が多めだ…森の中じゃ野菜しか取れないし仕方ないのかもしれない。
食べれる機会なんてこの後来るか分からないんだ、有難く食べておこう…
そして私達は、そっと1口、料理を口に運ぶ。
炒飯の割りに緑が多いのに、中々美味しい。こういう所はさすが中国さんだなぁと思う。
〜〜~説明中〜〜~
私たちがきょろきょろと辺りを見渡していると、部屋の奥から声が聞こえる。
見るとそこには、小さな小瓶を持ったすらいむさんがいた。
にこにこと笑顔で小瓶の中の液体のような物を美味しそうに飲んでいる…
ばっと立ち上がる中国さんを見て、何やら危ないものだったのかと焦ったが…
こうして私達…ゆ、勇者一行?は、森から出るためにまた奮闘し始めるのであった…
なんでまだ森から出られないんですかぁっ…RPGで何時までも始まりの町にいるようなもんですよこんなのぉ…うう…帰りたい…(泣)

#何が変わったか全くわからん件













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。