第11話

第11話
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2025/02/22 14:01 更新
日本
日本
…もしかして…
日本
日本
いや、もしかしなくとも…イタリアさん?
声も口調もまんまイタリアさんだ。まあ、もうここに来て三国も現実の国がこっちに来ているんだし、まあ来ていてもおかしくないか。

…にしても、なんだか言い争ってるみたいだな…



行ってみるか。そう思い、声のする方へと歩き出した。
日本
日本
…え。
イタリア
っだから、ioはあんたの息子なんね…ッ撃たないで欲しいんね、っ
そこにいたのは、撃たれる銃をなんとか避け続けるイタリアさんと、
イタ王
そんな事言われてもioに子供はいないし…それに君、どう見たってioのドッペルゲンガーなんね!
彼を狙う銃弾を放つ、彼の父親…イタリア王国さんがいた。
日本
日本
え?ちょ…?
正直一瞬困惑で頭が回らなくなったが、とにかくこの状況を何とかしないと。

そう思って、イタリア王国さんの数メートル前に立っているイタリアさんの前に立ち塞がった。

イタリアさんを庇うような姿勢で、まっすぐ目の前のイタリア王国さんを見据える。
日本
日本
い、イタリア王国さん!止まってください!
イタ王
ん?
イタ王
またioの名前を知ってる奴が増えたんねぇ〜?
イタ王
もしかして気付かぬうちに人気が出たのかなぁ?
イタリア
っ日本!!
イタリア
たすけてッ…さっきから父さんが変なの、!
イタ王
だからioは父親なんかじゃないって言ってるのに…
日本
日本
変なのは重々承知です、!とりあえず、怪我は無いですか?
イタリア
コケたりはしたけど、大きい怪我は無いと思う…
イタ王
も〜、さっきから無視しないでほしいんねぇ!
パンッと発砲音が響いたその瞬間、足元の地面に、黒く小さな円状に焦げ跡がついた。

…威嚇射撃というやつだろう。今私達は銃を持つ、此方を攻撃する意思のある人の前に立ってるんだ…

今まで、モンスターばかりに襲われてきていたからか、父上の時のような、人からの明らかな敵意にぞくりと背筋が凍るような感覚がした。
日本
日本
っ…イタリア王国さん…わ、私達は貴方の敵では無いです…!
日本
日本
私は日本です、!大日本帝国の息子、日本国です!
出来る限り声が震えないように、真っ直ぐ目を逸らさずに言い切ってみせた。怖い…殺されるかもしれない。彼が引き金を引くだけで私は死ぬかもしれないんだ…
イタ王
…え?日帝の息子なんねぇ?
イタ王
子供がいるなんて聞いた事ないけど?
日本
日本
っ…
嗚呼、やっぱり父上は私の事を忘れているのか…昨日私を襲ったのも、父上に似ただけの誰かだと思っていたかったのに。
イタ王
…うーん…似てはいる…ような?
じーっと、私の顔を見つめてくる。
…正直怖い…イタリアさんとはまた違って、なんというか…威厳というのだろうか?オーラと言うのだろうか?…とにかく、圧力のような何かを感じて息苦しい。彼自身はあんなにひょうひょうとした態度なのに…
イタリア
っ、日本…多分説得は無理だよ…
後ろから、弱々しい声でイタリアさんがそう言った。
イタリア
何を言っても聞く耳持たずに襲いかかってくるんね…
イタリア
ピッツァの話ですら聞かない父さんなんて初めてみたんねぇ…!
日本
日本
…!?ピッツァの話を聞かない、!?
日本
日本
イタリア家ではピッツァ語が公用語なのに!?
イタリア
…どういうイメージなんね…
イタリア
と、とにかく!多分殺される前に逃げた方がいいと思うんね…っ
日本
日本
…一理ありますね。
イタ王
…も〜…君達、ioを無視して話すのよくないんね!
イタ王
つまらないんねぇ!
また発砲音が響いた。

今度は真っ直ぐに、その弾が私へと飛んでくる。


なんだかゆっくりに見えた。



咄嗟になのか、なんなのか…体が勝手に、ギュッと恐怖から目を瞑りながら、剣を構えていた。



カンっと金属同士がぶつかる音がする。
イタ王
…へ?
間抜けた声だけが静まり返った空間に放たれた。

…恐る恐る目を開ける。どこも痛くない。

当たって、ない?



イタリア
…!日本かっこいいんね!
イタリア
今のうちに逃げよッ!
日本
日本
え、あ、はいッ
何が起きたのか自分でもよく分からないまま、イタリアさんに腕を引っ張られるままに逃げ出した。










イタ王
…ioの弾を弾くなんて…本当に日帝の子供さんだったのかなぁ?面白かったなぁ、また会いたい戦いたいなぁ〜
日本
日本
ッはあ…はあっ…
イタリア
…ふー…追いかけてきてないんね…?
日本
日本
みたいですね…はあ…つかれた…
体感では10分以上走り続けて、宿の近くの大通りまで戻ってきた。近くにあった街灯に肩で息をしながら手をついた。
イタリア
にしても、日本の銃弾を剣で弾くやつかっこよかったんね!
イタリア
どこでそんなの覚えたんね?
きらきらとした瞳で見つめてくるのに、少し困ってしまう。正直あの時は自分でも何をしたか正直覚えてない…
日本
日本
分かんないですね…感覚?火事場の馬鹿力とかかもですね…
イタリア
へええ〜…!
イタリア
でも凄いんね!
日本
日本
あはは…
日本
日本
…にしたって、まさかイタリアさんもこの世界に来てたなんて…
日本
日本
本当に、色々な国が連れてこられてるみたいですね
イタリア
"も"って…他にも誰かいるんね?!
日本
日本
はい…この近くに皆さんいるので、説明しながら向かいましょうか
イタリア
分かったんね!
こうして、私達はこの世界に来た時のことや能力の事、父上の事などを話しながら歩いて宿へと向かった。

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