第3話

🎧️3 傷ついた手
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2026/04/16 09:41 更新












のあ
のあ
えーっと…










この資料どこに運んでって言われたっけ…







先生にさっき資料を運べって言われたんだけど、どこに運ぶか聞いてなかったんだよなあ














のあ
のあ
職員室……なわけないもんね
えーっと…たしか図書室とかだっ…きゃあっ!











脳内で学校の地図を広げていた時だった








廊下の曲がり角で誰かとぶつかってしまった






その反動で持ってる資料全部が周りに飛び散った











のあ
のあ
やっちゃった……!
ご、ごめんなさい!!











私は急いでしゃがんで集めようとした時、隣からも同じように手が伸び、手が重なった














のあ
のあ
っ……///












手は私より少し大きいけどすごく綺麗な手だった
でもところどころ絆創膏とか切傷のあととか…よく見ると痛々しい手になっていた















のあ
のあ
あ、あの……手っ………!!














心配になって私はその手に触れようと近づけた瞬間、その人はパッと手を後ろに隠した















じゃぱぱ
じゃぱぱ
見ちゃった…?笑
















なんと私とぶつかった人はあの人気者生徒会長のじゃぱぱさんだった








じゃぱぱさんは今まで見たことないぐらい辛そうに笑っていた















のあ
のあ
ご、ごめんなさいっ………















じゃぱぱ
じゃぱぱ
はは…笑
俺のファンでも気づかなかったんだけどな、笑














やだ…そんなふうに笑わないでよ……









その笑顔の奥にはなんだか触れちゃいけない境界線を引かれている気がして















じゃぱぱ
じゃぱぱ
このこと、俺と君だけの秘密、ね?














じゃぱぱさんは急に意地悪な笑顔になると、私の口の前に人差し指を重ね、パチンとウインクをした












のあ
のあ
…!!///
















や、やだっ……!!!なんでこんな顔熱くなるのっ…!











じゃぱぱさんの顔を直視できなくて目を逸らす











じゃぱぱ
じゃぱぱ
はい、資料
どこまで運ぶの?手伝うよ












私が赤まった体を落ち着かせている間にじゃぱぱさんは資料を集めて、はい、と渡してくれた









のあ
のあ
えーっと…それが先生に頼まれたんですけど、覚えてないんですよ……あはは…😅













すると、私から資料をひょいと奪うと、たちあがった













じゃぱぱ
じゃぱぱ
これ本についての資料だからたぶん図書室じゃないかな、
俺運んでおくから、帰っていいよ
また今度ね














もうじゃぱぱさんはつらそうな笑顔はしてなくていつものプリンススマイルだった












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