あの辛くて苦しそうな顔
思い出しただけですっごく胸が痛い
一体彼は何を隠しているのか
あの傷ついた手は…なんなの…?
生徒会長のこと考えてたなんて言ったら変な妄想考えざるを得ないからなあ…
す、好きな人だなんて……!
じゃぱぱさんはチャラいだけ………チャラいだけなんだ
ぷくっと頬を膨らませるるなさん
時計を見ると、授業開始まで2分を切っていた
私たちは慌ただしく廊下を走った
イヤホンを装着して、じゃんこらのハスキーな声に耳を傾ける
隠してること、かあ…
ふいにじゃぱぱさんの顔が思い浮かぶ
へえ…そんなことがあったんだ
なんだか私とじゃぱぱさんみたいだな
秘密隠すの慣れてるなんて…じゃんこらもきっとたくさんの試練があったんだ
作り笑い慣れてる……か
気づいたら私はコメントを打って、送っていた
こんなの推しに対してよくない
私はすぐに消そうと思ったその時だった
じゃんこらはそう言って、今日の配信は終わった













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。