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第1話

Prolog&profile
197
2024/07/06 13:03
僕の妹は5歳下で
最初生まれた時はなんとも言えない感じだった
可愛いとか嬉しいとかでは無い..と思う
でも嫌いとか気持ち悪いとかでもない
本当に分からなかった
僕はマスターケインの加護で痛みを感じない
正確には僕が怪我したら相手に怪我を移せるみたいな
僕は血が出るわけでも怪我するわけでもない
でも僕と違いあなたは生まれつき病気だった
それは「先天性無痛無汗症」というもの
生まれつき痛みを感じる神経や発汗機能をコント ロールする神経が発育せず、痛みや熱さ冷たさを感じない、汗をかかない病気で
感じにくい、と言うだけのやつもいるけどあなたの場合は完全に感じない
でも怪我はする
普通のやつなら一定の出血量などを達したら脳が本能的にSOSを出す
でもあなたの場合は出ない
どれだけ血を出そうとどれだけ怪我をしようとアドレナリンが常に出ているかのように普通に立って喋ってができる
僕は最初あなたの事雑魚だと認識していた
いや、今も変わらないか
怪我や痛みを移せる僕と
脳が痛みに対しての機能を発揮していないあなた
どうみても欠陥品
でも、なんだか目が離せない
これはなんで?
わかんない、本当に
あなたを見た時胸がギュッてなるのはなんで?
あなたを考えたら体が熱くなるのはなんで?
イライラするのに嫌いになりきれないのはなんで?
僕は痛みとは何かを探している
でも、もう1つ
”誰かこの感情を教えて”
名前/あなた・ローヤン
カルパッチョ・ローヤンの5つ下
天才少女
無痛無汗症
感情をあまり出さない
カルパッチョの事は普通
猫が好き
固有魔法/フィシガブティブ
詳しく
液体操作、周りにあるもの、体の中にある液体が操れる
液体同士を混合させたり出来る
ちょっとしたウイルスが作れる
体の中の水と糖分を混ぜて琥珀糖が作れてその琥珀糖は大量回復や怪我を直せたりする
あなたの血を体に入れることで相手の体の液体や相手の固有魔法が使える

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