握手会の終わりのほう
全体的な服の色が黄色なことからるぅとくん推しなんだと分かる
顔を見て挨拶をする
正直、一目惚れだった
顔も、声も、性格も
全てが一瞬で大好きになった
でも
るぅとくん推しだから僕に希望はない
だけどこんなに好きになったのは初めてだった
だから別れる最後に言った
君にしか聴こえない声で言った
慈悲もなくスタッフは10秒でーすという
本当はダメなことなんて分かってる
でも頭の中は君のことでいっぱいいっぱいで
君の後のりすなーさんにはぼーっとしてたと言われてしまった
本当は名前で呼びたい
でも、名前を見るのを忘れてしまった
後で聞こう、待っていてくれたら












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!