side渡辺
俺は蓮の体に手を伸ばして、
蓮の肌けた服から見える鎖骨に触れた。
ダメだ、、、!
俺の理性が、、、!
そこで、蓮が目を覚ました。
蓮は熱のためか目が潤んでいてめちゃくちゃ可愛い。
ちょっとエロい、悩ましい首筋、唇、、。
俺は蓮の肩を掴んだ。
だ、、ダメだ、、、!
こんなっ、、、。
蓮は熱があるんだ、、、。
体調が、悪いんだよ、、、。
こんなことしちゃあ、、。
蓮のことを抱きしめる。
蓮はビクッと体を震わせた。
も、、止まんないよ、、、。
俺は一度離れると、蓮の唇に荒々しいキスをした。
深いキス。
俺の頭は血が昇ってしまって、どうしようもなくなっていた。
唇が離れると、蓮をじっと見つめる。
蓮は目が潤んでいてめちゃくちゃエロい。
俺はパジャマの上から蓮の胸に触れる。
そこで、蓮が咳き込んだ。
そこで、俺の頭が少し冷えた。
そうだよ、、蓮は風邪を引いてるんだ、、。
こんなこと、、しちゃいけない、、。
蓮はそういうと、すうっと眠り出した。
俺はすやすやと眠る蓮を見て、
とため息をついた。
測ると、
37.3℃
時計を見ると、もう夜6時を回っていた。
俺は玄関に行く。
蓮はしんどいのに玄関まで送って来てくれた。
俺は玄関のドアを閉めた。
外に出ると、2月なのでかなり寒い。
強い風が吹いている。
俺の心はモヤモヤが取れないし、体が火照っていた。
風が冷たい。
そんな中、俺の心もざわめいていて、身体の火照りを冷やすために風に当たっていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。