性虐待の要素が含まれます。
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痛いの。すごく痛かった。でも、
痛いって言うとお父さんは怒るか興奮したから、
できるだけ泣かないように、痛がらないように、
私は黙ってずっと耐えてたの。
触れられる手が嫌だった。その異物が嫌だった。
私の事なんて何にも考えてない動きで、
とってもとっても痛かったのに父は止まらなかった。
抵抗しようとすれば汚い父の手で口を抑えられて、
体を押さえ付けられるから黙って耐えるの。
耐えるの。耐えて耐えて耐えて、泣かないように。
だから、私は、男の人のそれが凄く怖くて、
私の首を絞める男の人の腕が怖くて、
私の身体を押さえつける男の人の筋肉が怖くて、
私を見る目つきが怖くて、私を殴る手が怖くて、
上がると痛くされるか優しくされるか
どっちかになる口角が怖くて、
お風呂になんて入っていない汚いそれが怖くて、
泣き叫んでしまうくらいの恐怖を、
歯を食いしばって耐えるその感覚を、
味わうのがいつか耐えられなくなりそうだったから。
確かに彼の前で息を結構止めてたことはあったが、
流石に10分は私が死んでしまうし
耐えられなくて呼吸してしまうだろう。
それなら最初から息を吸って、
徐々に慣れていく方がきっといいはず。
それに馬鹿なことをやって、
これ以上彼に迷惑はかけられないし。
彼は手を広げる。
私は深呼吸をしてから、彼の背中に手を回した。
―――犯、される。殺される。殺される!
私は彼を突き放した。
それから、彼の顔を見る。―――困った顔だ。
父じゃない、ケイジさんの、顔。
優しい人が、優しいが故に困った時の、顔。
彼は広げていた手を元に戻して、
優しい笑みを浮かべる。
私を安心させるための笑みだ。
何度も何度もしてくれた、優しいそれ。
優しい人。
私が軽く笑みを作ると、
彼も安心したように笑った。
出られない部屋のお題がハグで
こんな難しいの見たことない。
ちなみに相手がソウさんだと
照れ照れしながら普通にやって終わります。
夢主は彼に男性恐怖症を発症しないし、
そもそも彼に父親を連想させる筋肉がないから…、












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。