赤葦side
さっき、
こいつ、角名に目の前で
間接キスとあ〜んを見せられてから、
俺のいうことを無視して3人で勉強する羽目になってしまった。
あなたの下の名前は角名が口をつけてたことを知らなかったみたいだけど、
わざわざ俺に見せてから食べさせるあたり、
ドSだな、
角名「ここ、漢字違う」
あなたの下の名前「あれ、どう書くっけ?」
角名「貸して。」
角名「こう」
あなたの下の名前「あ、ありがと パチ」
角名「パチ」
あなたの下の名前「///」
今わざわざ近い距離で目合わせに行ったな
あぁクソ、
イライラする。
俺らしくない、かもな。
角名「あなたの下の名前って癖字だよね。」
あなたの下の名前「そう?」
角名「うん。そ、とか丸まってるし え とかくるんってなってる」
あなたの下の名前「なにそれ笑 すなりんって語彙力なかったけ?」
角名「あるわ、ばーか。国語86点舐めてるやろ笑」
あなたの下の名前「86ってビミョーじゃない?」
角名「人の心配するくらいならさっさとやれば?」
あなたの下の名前「はいはい笑」
あなたの下の名前「えっと、豚にこばん、だっけ?」
角名「真珠ね」
角名「あ、ほらこのこばんの ん とか丸まってる。」
あなたの下の名前「えー?まあいいじゃん!気にしない気にしない!」
角名「んー、ま、可愛いからいいよ」
あなたの下の名前「んえ、なんて言った?」
角名「さぁ?笑 可愛いなーとか思ったりしただけ」
あなたの下の名前「なっ//」
これは、そう。
ダメなやつだ。
このまま放っておいたら
全部こいつに持ってかれる。
なんとかして新しい話題を作らないと。
いや、強引にやり返すか。
でもだめだ。それだと流石にあなたの下の名前が可哀想すぎる。
いや、でも。
うわー、これまじでどーするべきなんだー?
あなたの下の名前「っ〜け、京治くん!!どうしたの?元気ないよね?」
赤葦「えっ 、そんなことないけど」
やばい、完全に油断してた
今のは不意打ちすぎだろ。
角名にからかわれたせいか、
ほんのり赤く染まった頬
身長のせいで自然と上目遣いになっている。
その赤く染まった頬を隠すようにして
小さな手を口元に添えている姿を見れば
赤葦「〜っ」
目を逸らさないわけにはいかなかった
あいつはさっきからあんなあなたの下の名前を近くで見てたのかよ、
と少し尊敬しながらもそれに上乗せされるように
怒りが込み上げてきた。
あなたの下の名前「え、うそ。さっきからすんごい険しい顔してたよ?」
角名「このままじゃだめだーとか考えてたんとちゃうん?笑」
赤葦「、」
あなたの下の名前「?」
赤葦「いや別に?そういえば誰もいないよなーって思って。」
あなたの下の名前「あっ確かに。なんも声聞こえないね〜」
角名「みんなお化けに食い殺されてたりして」
あなたの下の名前「そんなわけないじゃん馬鹿」
角名「う〜わばかとか言った〜」
あなたの下の名前「別にそんなこと言ってないしっ」
角名「そーかなー?」
赤葦「俺、見てくるよ。心配だし」
あなたの下の名前「え、あじゃあ私も行く!!」
角名「あ、じゃあ俺も〜」
赤葦「全員で行っても意味ないよね」
角名「じゃあ俺とあなたの下の名前で〜」
赤葦「いやいや、俺が先に言ってたので。」
角名「いやいやいや〜」
角名「いや〜お化けなんて大嘘やのにまさか俺とあんたで家の中を見回るなんてな笑」
赤葦「、そう」
結局俺とこいつか、、
あなたの下の名前は勉強するからそう考えたら妥当だけど
角名「で?あんたもあなたの下の名前のこと好きなわけで。昔から知り合ってたっぽいけど、どういう関係なん?」
赤葦「別に。ただの幼馴染」
こういう質問をずかずかされるのは気分が悪い
角名「あ、あなたの下の名前のこと好きなのは認めちゃうんや?」
赤葦「あなたもだよね」
角名「ま〜ね。でも俺はあんたよりもあなたの下の名前のことを知ってる。さっきの見ててわからんかったん?笑」
ー「俺の方があなたの下の名前とお似合いや、ってこと」
思わなかった、といえば嘘になる。
さっきの光景は側から見れば仲のいいカップル、と言っても疑わないだろう。
でも、こいつも俺も似たもの同士。
こういうのは面倒臭いことにならないように
赤葦「昨日うちのチームに負けたのによく言うよね」
角名「は、別に昨日は負けてない。引き分けや引き分け」
赤葦「負け犬がよく吠えるね。あ、負け狐とか言うべきかな?」
角名「あんった、よう喋るな笑」
赤葦「俺はあなたの下の名前に合宿に言ってもらいたいし、俺らが言い合いしてたとこであなたの下の名前の迷惑だから」
角名「一旦停戦しようと?」
赤葦「話が通じるようでなにより」
和平を結ぶのが一番、か。
俺はつい最近再会したばっかりで
今のあなたの下の名前の事情を全部知ってるわけじゃない
こいつが知ってることの方が多いかもしれない。
角名「ま、譲る気さらさらないからな笑」
赤葦「他にもライバル多いと思うけど?笑」
角名「あんたが一番厄介だよ笑」
ま、俺も譲る気なんてない。
そんなこと、
昔から思ってたことだー












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。