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ショッピside
ゾムさんは、今しんぺい神さんに治療をしてもらっている。
…今度は、無事でいてください。
また、一緒に笑いたいんで。
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ゾムside
再び深い海の底で目を覚ます。
紫色の光に加えて薄い水色…シッマの色とは違う色の光が見える。
しんぺい神かな?
…きっと、治療してもらってるんやろうな。
せっかく治療してもらってるんやし、早く起きたいな。
みんなと内ゲバしたい。遊びたい。悪戯したい。
…寂しい。
助けて…。
頑張ったやん。俺。
ーー何処からか聞こえて来る聞きなれすぎている声。ーー
あぁ、それを言わないでよ。
それは、見て見ぬふり、知って知らぬふりをしてた事実なんや。
…
、、、そんなことはないよ。
そう断言したいけど…
少し怖い。信じてない訳じゃないのに。
みんなにいじめられた日々を思い出すととても辛い。
大切な仲間を心の底から信じられない俺って最低やな。
もう、ずっとこのままでいいかもしれない。
ずっと、夢の中で足掻いていればいい。
そう思うと上の方で光っていた光は輝きを失っていき…
消えた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!