私の周囲に欠片が現れる。浮かぶ欠片は私の意思で操れるようだ
彼が詰めてくる。私は欠片を操り、彼を向かって飛ばす
しかし、彼はその欠片を弾きながらこちらに近づいてくる
欠片はすぐに彼に向かい、もちろん全て弾かれるのだが…
気づかなかった。ここまで距離を詰められているなんて、欠片も間に合わない…なら!
私は剣を構え、そして突き出した
おそらくは防がれる。だけど、欠片が飛んできて、弾いている途中で距離を離すことができるはず
だけど、違った。感触が違った。防がれた感触ではなく、すこし止まり、一気に入り込む感触を感じた
そこには、深々と剣が胸に突き刺さった彼の姿があった
彼の手には刀などなく、素手だった
私はすぐに駆け寄った
倒れ込んだ彼に
彼は既に行き絶え絶え、おそらくもう永くはない
あぁ…やっぱり。この人は…
彼は、自身を犠牲に世界を平和にしようとしたんだ。自分が悪として君臨して、滅亡しかけた。そんな話があれば、平和になるだろう。そう考えたんだ
彼は、完全に息絶えた
周りに広がるのは、凍った者と、何言わぬ骸となった彼だけ。私は彼を持ち、立ち上がる
その場から、私は去る
とある高台に、彼の墓を建てた。この氷を壊すのに、100年はかかってしまった
…これは彼の誤算だろう。まさか自分が死んだだとも能力が発動し続けるなんて
今も彼の体からは冷気が放たれており、世界を凍らせ続けている
私は彼の墓にもたれかかる
彼女の意識は完全に途切れた。
彼は呟く
ここまで読んでくださってありがとうございました。これにて、東方幻凍決…完結となります。最後は東方キャラは少なかったし、なんなら最初から少なかったですね。異変で、殆どの住人が凍りついてしまった。と言う設定で、なんとかくらわなかったら人たちがあの3名です
出番少なかったけど
これからも投稿を続けようと思っております。よろしくお願いします












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。