フライパンを叩きまくって大きい音を出す俺を横目に傑はため息を吐きながら面倒くさそうに言った
酒も飲むし
タバコも吸うし
コーヒーのブラックも飲める
この2人
どちらも俺とは真反対らしい
あなたが言ってた←
俺は目をキラキラ輝かす
傑がついにサンタのコスプレをする日がやってくるとは、夢にも思ってなかった(
……考えてなかった←
硝子が手に持っている2つのサンタの服
赤が特徴的な色で、新品だった
………て、え???
2人分……???
そのまま、着衣室まで首根っこを掴まれて、引き摺られながら連行された
………マジかよ←
なんで俺まで真っ赤な服着なきゃいけねーんだよ……!!!
傑サンタさん見たかっただけなんだけど……(切実)
てかすぐる………
サンタ似合わねーな(
バァンと扉が開いた
そう言って
一瞬の内に立ち去る硝子
スゥスゥと規則正しい寝息が聞こえる
枕元にプレゼントを置くまで後数センチ
……確かに何もしていないかも知れない(
(傑のあと着いてってるだけ←)
俺はそう言った
案の定、
傑は?を浮かべた
傑は渋々と出ていく
出ていって
気配が消えたことを感じ取った俺は
寝ているあなたの顔を覗き込んだ
そう言い
柔らかい髪を優しく撫でた
それから俺はルンルンで颯爽と立ち去った
いやなんだろう
すっごく気まずい
小一でサンタの正体知ってる奴って
私くらいだよな………???
(元アラサー←)
まぁいっか
2人からのプレゼントを
私は愛おしそうに見つめた___















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!