第13話

さよなら。
159
2025/11/16 10:59 更新
生Ver.
あなたの下の名前side
刀也の電話を切り、一息つく。
もう終わりか、早かったな。
短い割には結構色んな経験をした。
...楽しかったのかもしれない。
あなたの下の名前
(死にたくない...かも。)
そんな事思ったらだめ。どうせまたすぐ死にたくなるんだ。
なら今すぐ死んだ方がいいだろ。
感情が高ぶっているため、正しい事が考えられなくなっている。
少し外を見て落ち着こう。
外に出て空を見上げる。
雲が流れていく。少し肌寒い。
もう少ししたらあそこに居るのかな、なんて考えが出てくる。
でも...もう少し地上ここで空を見上げていたい。
しばらく見ていると、少し離れた所から荒い息遣いが聞こえる。
どうやら刀也が来たようだ。
あなたの下の名前
刀也...
knmc
...こっちに来て。
あなたの下の名前
(刀也、泣きそうな顔してる。)
あなたの下の名前
...ごめん。
あなたの下の名前
どうしても、死にたいや。
knmc
...ダメですッ!!絶対...!
刀也が俺の腕を引っ張って部屋の中に放り込む。
あなたの下の名前
危ないよ...
刀也が俺を抱きしめる。俺の耳元で鼻をすする音が聞こえる。
どうやら泣いているようだ。
刀也は少し嗚咽を漏らしながら静かに泣いていた。その間、俺は刀也の背中を一定のリズムで優しく叩いた。
刀也の嗚咽が寝息に変わった。
あなたの下の名前
俺のためにありがとう。
俺はまだ死にたいと思っている。でも、今は俺の腕の中にあるものを守らなければならないと思った。

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