knmcside
どうやら寝てしまっていたようだ。
目を開ける。周りにあなたの下の名前が居ない。
不安になって何度も名前を呼んでしまう。
しばらくするとドタバタと音が聞こえ、ドアが開く。
良かった、あなたの下の名前はそばにいる。
嘘だ。
目元が赤くなっている。
きっと泣いていたんだ。泣いていたんだね。
良かった。戻った。
それにしても
さよならなんて、聞くことにならなくて良かった。
僕はあなたの下の名前の味方だよ。
1人じゃ無理だった事も、2人ならできるさ。
いや、僕だけじゃない。君の味方はいっぱい居るよ。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!