一眠りしてから、
幼馴染である人に電話をかけた。
課題一緒にやらないか、と
声をかけたらすぐに返事が来た。
今日はあまり授業はしなかったけれど、
F クラスだからか " 魔術 " の授業の
宿題が本当に多い。
菓子ちゃんは A クラスだけど、
魔術は軽くやるだけで数学やら英語やらの
宿題が多いらしい。
黙々と課題を続けたり他愛もない会話を
しているうちに23時を過ぎてしまった。
菓子ちゃんはそろそろ寝ないと
怒られちゃう、
といって通話をやめた。
課題は明日提出の宿題は終わったし、
私も寝る準備をすることにした。
怒られちゃうというのは菓子ちゃんの
親のことなんだろうな。
それに比べて私は、叱ったり褒めたり
してくれる人がいない。
両親は、玄関に写真として飾られている。
幼い頃の私と、いるはずだった
お母さんとお父さんの写真が。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!