第21話

478
2024/12/06 10:00 更新
翌日
火貂組
東雲あなたSide
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
……
暇です。こんなに暇なことはない。

組の人達の手伝いをしようと思ったら昨日のこともあり「休んでください」と念押しされた。私は大丈夫なんだけど…

左馬刻さんの仕事が手伝えたら良いけど今、左馬刻さんは見回りだし…
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
私も組員ならな…
駄目に決まってんだろ
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
あ、左馬刻さん!帰ってきてたんですね
呟いたときに丁度、帰ってきた左馬刻さん。駄目だった…
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
何でそんな考えになった?
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
左馬刻さんの仕事が手伝えたらなと思いまして
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
そんなのしなくてもお前が居りゃ問題ない
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
……褒めても今回は引きませんから
左馬刻さんの手口には引っかかりませんから!
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
お前な……自分が危険な目にあってること分かってるか?
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
わか…ってますけど、私、手伝いたいです
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
はぁ…
溜息をつく左馬刻さん。そんなに心配することなのかな?
私だって組の人間だし……
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
分かった、なら大事な留守番頼むな
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
え…!?
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
頼んだぞ
そう言ってまた外に出ていった左馬刻さん。

……良いように使われた…
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
もう…
商店街
私は商店街に買い物に来た。

魚や昆布を使って何か作ろうかなと思ったからだ。ここなら見知った人達が多いから面倒事に巻き込まれないだろう。




と、思った矢先、絡まれました
いいだろ?ちょっとくらい
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
あの…本当に、迷惑です
店長
辞めてやりな、その子に手出すんじゃないよ
あ?こっちが優しくしてやってんのによ!
そうして男はナイフを取り出して私の首に近付けた。

買い物に来ていた人達は悲鳴を上げたり逃げ出したりしていた。魚屋のおばさんはどうにかしようとこっちを見ていた
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
離して…!
大人しくしてろ
死にてぇのか
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
っ……
まぁ…ナイフなら…

私はナイフを持っている手を掴んで男を投げた。その代わり少し首が切れたがそれ以外には外傷はないから問題ない
俺らに手出したら生きて帰られねぇぞ!
そう叫ぶとどこに居たのか恐らく組の人間……がやって来て私を囲んだ
店長
あなたちゃん!
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
……女一人に此処までして楽しい?
お前には痛い目に遭ってもらう
それとも、身体の方が良いか?
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
…他の組はこんなことしか出来ない程度の低い連中なんだね
あ?
左馬刻さんの組に比べたらコイツらなんて…
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
さて…やろうか
私は地を蹴って一人ずつに蹴りを入れた。

昔、彼の傍に立っていたくて柔道や空手、剣道と武道ばかりやっていたから身体に何かと染み付いている。昔に比べたら鈍っているけど
なっ…
この女何者だよ…
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
それで…誰が誰に痛い目みるって?
ひっ…済みませんでした!
全員走り去っていってから私は鞄を拾っておばさん達に挨拶する
店長
あなたちゃん、強いのね〜
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
昔色々やってたので…
おや、終わってしまいましたか
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
え…?
振り返るとパトカーと警察の人達。そして、銃兎さんが居た
入間 銃兎
入間 銃兎
ナイフを持った男達が女性を人質に取ったと聞きまして
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
あぁ…
店長
凄いのよ?あなたちゃんが一人で倒しちゃうんだから
店の人
凄かったな〜
と、口々に褒めてくれる商店街の人達。

そんな和やかな雰囲気の中、私は怯えていた。何故かって?銃兎さんの目が笑ってないから。笑顔のはずなのに目が笑ってない…
入間 銃兎
入間 銃兎
あなたさん、買い物が済んだのなら一度帰りましょうか
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
…はい
火貂組
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
どうした銃兎、仕事中だろ
入間 銃兎
入間 銃兎
あぁ、ただ、見過ごせない事があってな
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
……
運悪く、左馬刻さんも居る。本当にまずい…
入間 銃兎
入間 銃兎
あなたさん、幾つか聞きたいことはありますが先ず
その首元、どうしました?
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
えっと…
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
あなた、また後先考えず突っ込んだな?
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
あれは私悪くないですよ!
喧嘩を吹っかけてきたのはあっちだし…

そう思って事の発端と結果を話した
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
はぁ…
入間 銃兎
入間 銃兎
予想はしてましたけど…
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
あなた、今度出歩く時は組員連れてけ
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
え、ダメですよ
私の私情で連れ回したら
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
良いから、これ以上心臓が保たねぇことするな
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
……はーい
組の皆さんを私の私情に巻き込んでしまうのは申し訳ないのだけど、左馬刻さんが言うのだから仕方ない
入間 銃兎
入間 銃兎
…生きているから良いものの首の傷がもっと深ければ
死んでますからね?
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
はい…
入間 銃兎
入間 銃兎
貴女が無事で何よりです
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
…あなた、次無茶したら一日外に出さねぇからな
東雲 (なまえ)
東雲 あなた
……分かりました
入間 銃兎
入間 銃兎
左馬刻が一緒に居たいだけだろ
碧棺 左馬刻
碧棺 左馬刻
うるせぇよ
まぁ、なにはともあれこのくらいで済むのなら良いか…

首の傷は神宮寺先生に見てもらうことて許してもらえたし、ただ、矢っ張り左馬刻さんは付き合ってから更に過保護になった

プリ小説オーディオドラマ