srvv視点_
いつからだっただろう。
俺が生きているこの世界が、どんな星よりも醜いと気がついたのは。
こんな醜い地球に、俺の味方はいない。
これまでも。そして、これからも。
そう思っていた俺に、希望を与えてくれたのは……
お前が初めてだったよ…
数年前___
俺が初めてあいつと出会ったのは、三日月が綺麗な日だった。
その日は、月に1度行われる闇市の日。
ここでは商売道具や菓子などの色々なモノが売られている。
最も、俺は決まった店にしか行かないし、必要最低限のものしか買わないがな。
この白髪の男はスマイリー。
俺の数少ない友人であり、裏社会の情報屋をしている。
スマイリーの言う《組織》とは、マフィア組織のことだ。
基本的に、マフィアはそれぞれ組織を作っている。
ここら辺では、闇宵組、翡翠組、亞紅組の三大派閥に別れている。
亞紅組はかなりの実力派組織であり、限られた人間にしか入ることが出来ない組だ。
そんな組織からの勧誘であれば、断る理由は無いと考える奴も少なくない。
だが、俺は誰とも連む気はない。
俺はスマイリーと別れ、今度はあいつの元に向かう。
その道中に出会ったのが……
月光に照らされ、朱色に輝く髪と何処か絶望したような眼をした1人の奴隷だった_____
《 そらびび 》
知る人ぞ知る日本“最恐”のマフィア。左頬に水色の雲のような刺青がある。
基本的に無口で、特定の人としか絡まない。そのため、殆どの人間がそらびびと出会ったことがない。そのせいか、“幻のマフィア”と呼ばれている。誰よりも勘と閃きは鋭いが、それに頭脳は追いついていない。
全てが謎に包まれており、なぜそこまで孤独を好むのかも不明。そらびびと唯一交流のあるスマイリーと????は、『過去に何かあったのでは?』と予想している。
《 スマイリー 》
そらびびの数少ない友人であり、裏社会の情報屋。彼に聞けば、殆どの情報は手に入る。情報が重要機密であればあるほど大金が必要になってくるが、そらびびには他者よりも安く情報を提供している。
マフィアにしては珍しい白髪イケメンということもあり、女マフィアから逆ナンを受けることも。本人は恋愛に全く興味が無い。
数年前に、裏社会に迷い込んだ2人の少年を保護したらしい。その2人の少年の行方は定かではない。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。