こんにちは。皆さん。はじめましてですね。
私はこの物語をお話しするナレーターです。
今回のお話は、幽霊はいないと信じている中学2年生の女の子の不思議な夏の思い出です。
では、最後までしっかり聞いておいてくださいね。
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一学期の終業式、みんなが帰る頃の教室で裕翔はそう言った。
私は焦って行かないと言う。
なぜなら私は大の怖いのが嫌いだからだ。
幽霊なんているかいないかじゃない。全ては怖いか怖くないかだ。
もう口からでまかせだ
二人に正論を言われ渋々頷く。
この声は……柚月ちゃん!
一夏が小声で柚月ちゃんに耳打ちする
一方少し教室の離れたところにいる蒼真君に楓と裕翔は近づきこそっと囁く。
そこに一夏が割って入っていった。
柚月ちゃんが頑張って蒼真君に話しかけてる〜
かわいいー
そんなことを私が思ってると
クスクスと悪い笑みを浮かべながら私に話しかける
と、二人でハモる。
そして夏休みが始まったのだった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!