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第1話

Prologue
72
2024/06/17 07:51
⚠ワンクッション

・沖君とアロマがメインになりがちです

・皆のコメント欄見て仲良さそうな人をペアで出し   
 ます

・🅿知らん人も普通に物語として楽しめると思う

・作者は語彙力ぜろぜろマンです
・世界観とか幻想郷寄り


『現在日本では、食品不足、高齢化が深刻しています。よって大臣は長期的に人数を減らし続け、他の国への軍事攻撃を開始する事を法律的に定めました。』

テレビから流れてくる無慈悲な一言。

しかも殺される人は国が指名するというのだ。






  『明日は自分や大切な人がいなくなるかも』





今や国民はそんな不安の中、生きている。


そんな世界に意義を唱えるものはいなかった。否、意義を唱えられなかった・・・・・・・・のである。





_そんな世界、違うよね。


不敬に当たるかもね、と笑いながら賽銭箱に座っている彼女は言った。


「私達が、この世界を変えるんだよ?」


「鈴、鳴らしてく?、笑」
こちらをおちょくるように笑いながらこちらに賽銭を促してくる彼女。


    『俺等、何してんだ?』

    「……明日の為の祈り、かな、笑」


そう語った彼女の目は虚ろで、何を見ているか俺には分からなかった。



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