第38話

mrkm ; シャンティ 後半
351
2026/04/01 12:00 更新








連れて行かれたのは、想像もしてなかった豪華な家だった。
思わず立ち止まる


あなた
え、どこここ…??
mrkm
僕んち



軽く言われる
玄関へ行っても私の家の3倍くらいは広くて、驚く


あなた
…私、お金ないですよ…??



もしかしたらお金を後で請求されるかもしれないし、
請求されてもお金は払えない。
そう思い恐る恐る言うが、叢雲さんはふっと笑うだけだった


mrkm
金ならまた今度でええよ、(笑
mrkm
それよりゆっくりしぃ、疲れたやろ。



柔らかいベッドで、暖かくて健康的な食事をさせてもらった。
この前までどうでもいいと思っていた人生が、一気に色づいた


あなた
…あれ?



数日間立つと、薬の効果が切れ始めたのか、
軽かった体が一気に重くなった。


あなた
っ叢雲さん…
mrkm
うわっ、どしたん?



部屋を出て、彼を探す
見つけた瞬間、彼のもとへ走る


mrkm
あー、薬が欲しいん?
あなた
…うん



もう、あれがないとだめな気がする。
おかしいのはわかってるけど、本当だ


mrkm
…ほれ



ポケットから瓶を取り出し、渡してくる


mrkm
mrkm
ほんまにごめんけど、2個目はただじゃないねんな
あなた
…え?
あなた
…いくら??



お金を持っていない私にとっては、恐怖でしかなかった
もし、払えない金額だったらどうしよう?


mrkm
一個1万や
あなた
…は?
あなた
まって…無理…ッ



無理無理無理!!!!
ごはんをまともに食べるお金もなかった私に、1万円も用意できるはずがない


mrkm
…え?
mrkm
払えへんの?
あなた
…うん
mrkm
じゃあしゃーないな
mrkm
ただにしたる
あなた
…え?
あなた
本当に?!?!



ただにしてくれる…???
なにかの罠か、と思うほどいい話だった


mrkm
その代わり
あなた
っうわ?!?!



急に腕を掴まれて、すんなり腕の中に留められた


mrkm
一生僕と一緒にいてくれるんやったら、ええよ??♡♡
あなた



どうせ、帰るところなんかない
体が重いままで、気持ち悪いし…
どうせ失うものもない


あなた
わかった
mrkm
ほんまに?



はやく薬が欲しい、
そう思い必死に顔を縦に振る。
薬を渡されて、迷いもなく飲み干す。


あなた
ふぅ



さっきの、体の軽さが戻って安心する
全部全部どうでもよくなるほど楽だ


mrkm
かわええなぁ…



まだ腕の中に捉えられたままで、頭を撫でられる


mrkm
じゃあ一回寝てきぃ、もう遅いしな
あなた
うん、ありがとう!!



私はスキップしながら部屋に向かった


mrkm
…使い終わったら捨てりゃいいんやしな、(笑



なにか叢雲さんが呟いた気がするが、きっと気のせいだろう。


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