第37話

mrkm ; シャンティ 前半
510
2026/03/31 12:00 更新




↑ぜひ流しながらどうぞ🙌🙌





あなた
…はぁ



お腹が空いているのに、もうもはや何も感じない


あなた
(きっともうすぐ死んじゃうんだ。)



親には捨てられて、
会社はクビになって。
そのせいで家賃も払えなくなって、
今ポッケの中にある10円玉3つだけが残ってるお金


あなた
どこで間違えちゃったんだろ…(笑



死ぬなら人気がないところがいい。
目立ちたくない、そう思い裏路地へと進んでいって、座り込んだ。


.
あなた
誰ですか…
.
お、起きとったんや
.
てっきりもう死んだと思っとったわ(笑
あなた
...なんですか
mrkm
僕は叢雲カゲツや
mrkm
あんたは?
あなた
なんで言わなきゃいけないんですか?
mrkm
気になるやん?



彼はしゃがんで目線を合わせてきた。
白いふわふわの髪がなんだかかわいい。


あなた
…あなたの名字あなた
mrkm
そっか
mrkm
まぁ知ってたけどな♡
あなた
なんて?
mrkm
あー、なんでもないよ
mrkm
…なんか辛いことあったんか?



こてん、と首を傾げて聞いてくる。
なんでこの人はこんなに質問をしてくるのだろうか


あなた
…別になんもない
mrkm
ほんまに?



覗き込まれて、教えろと言わんばかりの圧をかけられる


mrkm
…僕でよけりゃ話してくんない?
mrkm
力になるで



久しぶりにこんな言葉をかけられた気がして、すこし目に涙が溜まる。
ずっと誰にも言えなかった出来事や愚痴が喉まで上がるけど、
口から出てきたのは「関係ないでしょ。」
こうだから、私は嫌われて捨てられる


mrkm
…これ



差し出されたのは真っピンクの液体が入っている小さな瓶。
あきらかに怪しい見た目をしている


あなた
…なに、これ
mrkm
まあ、お薬みたいなもんや
mrkm
楽になるで?
あなた
…いらない



これ、飲んだら絶対にだめなやつだ。
飲んだら、依存しちゃうやつ。
だから首を振る


mrkm
…でもしんどいやろ?
mrkm
一回だけ試してみいよ、
mrkm
どうせ誰も助けてくれへんのやから僕が助けたる。



…たしかに、もう失うものはないんだ
本当はだめってわかってるけど、小瓶を受け取る


あなた
…本当に大丈夫なの…??
mrkm
大丈夫やって
mrkm
ほれ



小瓶の蓋を開けて、それを飲み干す。
意味がわからないほど甘かったが、すこしずつ、体が軽くなる気がした
叢雲さんが立つのを手伝ってくれる


mrkm
家、帰りな
あなた
…私もう家ないの
mrkm
…そっかぁ
mrkm
じゃあ僕についてきぃ



少し迷うけど、
もう失うものはないもんね…???


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