↑ぜひ流しながらどうぞ🙌🙌
お腹が空いているのに、もうもはや何も感じない
親には捨てられて、
会社はクビになって。
そのせいで家賃も払えなくなって、
今ポッケの中にある10円玉3つだけが残ってるお金
死ぬなら人気がないところがいい。
目立ちたくない、そう思い裏路地へと進んでいって、座り込んだ。
彼はしゃがんで目線を合わせてきた。
白いふわふわの髪がなんだかかわいい。
こてん、と首を傾げて聞いてくる。
なんでこの人はこんなに質問をしてくるのだろうか
覗き込まれて、教えろと言わんばかりの圧をかけられる
久しぶりにこんな言葉をかけられた気がして、すこし目に涙が溜まる。
ずっと誰にも言えなかった出来事や愚痴が喉まで上がるけど、
口から出てきたのは「関係ないでしょ。」
こうだから、私は嫌われて捨てられる
差し出されたのは真っピンクの液体が入っている小さな瓶。
あきらかに怪しい見た目をしている
これ、飲んだら絶対にだめなやつだ。
飲んだら、依存しちゃうやつ。
だから首を振る
…たしかに、もう失うものはないんだ
本当はだめってわかってるけど、小瓶を受け取る
小瓶の蓋を開けて、それを飲み干す。
意味がわからないほど甘かったが、すこしずつ、体が軽くなる気がした
叢雲さんが立つのを手伝ってくれる
少し迷うけど、
もう失うものはないもんね…???











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。