第44話

すず×蘭
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2024/03/20 02:51
なんで離れていくの?
















今日も一日疲れたなと思いベットにダイブする

練習はデビューに向けてより一層ハードになりつつある

みんなデビューをより良いものにしようと必死に努力し続けている

私も練習に励んでいるがあの子のことが気になってどうしても身が入り切らない







すず「ふー疲れた」

心「疲れたねすーたん」

「こころちゃーん」

「んふふ、すーたんは甘えん坊だね〜」






ほらまた

なんで私じゃないの?

すずは私が1番じゃないの?

ねーどうして心ちゃんなの?

私の方がすずを愛しているのに





2人の様子を見てると吐き気がしてくる

咄嗟にトイレに行き吐こうとするが最近は食欲がなく食べていないせいか胃液しか出てこない

こんなんじゃダメ

すずに釣り合うためにはもっと完璧な石井蘭を演じないと

誰からも頼られていいお姉さんでいないと

じゃないとすずは心ちゃんに取られてしまう









桃菜「ねー櫻井」

美羽「ん?どーした?」

「最近さ蘭変なんだよね」

「変って?」

「顔色も悪いしなんか抱え込んでるみたいな、」

「確かに最近練習にも集中出来てない感じだよね」






練習室で自主練でもしようかなと来てみたら中に桃菜と美羽ちゃんがいて私の話をしていた

まずい気づかれている

私は副リーダーという立場であって私がこんなんじゃ行けない

そう思っていても何故かすずと心ちゃんのことが頭に残る

2人が一緒にいる所を見るだけで目眩がしてくる

すずが心ちゃんに一緒に寝ようと言ってるところを見ると頭がおかしくなりそうになる

私はどうしたらいいんだ












すず「らんちゃん、?おーい、らんちゃーん?」

蘭「はっ、ん、あ、ごめんどうした?」

「ねー最近おかしいよ?」

「そうかな、?」
「なんにもないよ」

「ほんとに?」

「うん」




そうやって私に優しくしないで

お願いだからこれ以上好きにさせないで




「らんちゃんは溜め込みすぎなんだよ」
「すずには何でも話して?」




ほんとに話してもいいの?

この思いを伝えてもいいの?

私は考える前に行動していた





チュッ

誰もいない部屋にリップ音だけが響く

んッふっ...///

すずの甘い声が少しずつ大きくなる

はー私が求めていたのはこれだ

「蘭ちゃんッ、」

肩を押されすずが離れていく

「あ、ごめっ」

すずは私を怯えた顔で見ながら涙目で後ずさる

そこに心ちゃんが扉を開けて入ってきた

なんてベストタイミングなのだろうと頭の中で考える




心「えっと…どうした、?」

すず「こころちゃっ」

すずは思いっきり心ちゃんに抱きつく

「おっと、どうしたのすーたん?」

「ぐずっ、んッ」

すずは心ちゃんの腕の中で泣いている

あー私の恋は終わってしまった

どうしてあんなことしてしまったのだろうか

どうしてと今更後悔する

もう私には望みはないのに











ねーすずお願い私から離れないで






















リクエストありがとうございました🙇🏻‍♀️

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