むしろ強くなってる。こんな予報あったっけ
そんなことを考えながらサナの迎えに行った
数分歩くとサナのいる建物が見えてきた
すぐ近くで車がスリップして対向車線の車にぶつかっていて、そこに群がる救急隊員と警察
キーーーーーン
耳鳴りがする
呼吸が荒くなる、汗と涙が出てきて止まらない
忘れたはずなのに、、、
私はそのまま膝をつき頭を抱えた
頭を強く地面に叩きつける
いくら頭を叩きつけても何度も脳内で繰り返される私私が母さんを殺した時の記憶
頭を叩きつけ続けた
ガシッ
背中を誰かに掴まれる
無理やり押し除けた
オンニの正面に周り抱きついた
それからオンニは数分泣き続けた
キィーーーーー 🚗
あなたは頭から血がたくさん出ていた
いつも賑やかな車は沈黙に包まれていた。
家
オンニは消毒して頭に包帯を巻かれた
家に帰るとみんなびっくりしたら声をかけたけど黙ってオンニは部屋に行ってしまった
ユウアオンニも話せる状態じゃない。
そう言ってユウアオンニも帰って行った
全員が自分の部屋に帰って行った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!