甘雨「あの…」
閑雲「どうした」
甘雨「昨日から降魔大聖の様子がおかしいのですが、何かあったんですか?」
閑雲「具体的にどのような感じなのだ?」
甘雨「雨の中…ひたすら一点を見つめてたんですが…」
閑雲「どうせ戦闘している最中、槍を地面にぶつける所を頭ぶつけて狂ったのだろう」
甘雨「…そうなのでしょうか」
鍾離「今日も公子殿と世間話でもしに行くが…一緒に行くか?」
魈「あの少女も同行しているのですか?」
鍾離「それは行ってみないと分からないが…恐らくいるだろう」
魈「…行きます」
公子「遅くなって済まなかったね。」
鍾離「お嬢さんは居ないのか?」
公子「目を離した隙に居なくなってさ。大丈夫、すぐ戻ってくるよ」
魈「…。」
公子「心配なのかい?」
魈「我は小童如きに心配などしない」
鍾離「…。もしかしたらヒルチャールに襲われてるかもしれない。魈、探しに行けるか」
魈「勿論です…!」
その回答に鍾離は口元を緩ませ、
鍾離「刻限までに戻れ」
魈「はい…!」
数刻後
魈「ここにいたかあなたの自分に対する酷いあだ名、鍾離殿が待って...」
あなたの下の名前「万葉君は優しいんだね。私優しい人好きだよ!」万葉「そんなことないでござる。人として当たり前のことをしている限りだ。拙者もあなたの下の名前のような心優しい人は好きでござる」魈「...。」











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。