空「ねぇパイモン、もう疲れたよ」
パイモン「旅人!本当はもっと体力有り余ってるんだろ?ホラ行くぞ♪」
空「今スメールから璃月まで歩いてきたんだよ?」
パイモン「お、おい見ろよ旅人!魈が女の子と手繋いでるぞ!」
あなたの下の名前「何かおすすめの場所無いんですか?」
魈「…望舒旅館の杏仁豆腐だな」
あなたの下の名前「杏仁豆腐、美味しそうですね。食べたいです!連れてってください!」
魈「残念だったな、我は今1モラもない」
あなたの下の名前「奢ります」
魈「…掴まれ、飛ぶぞ」
あなたの下の名前「…え?」
魈「着いた」
あなたの下の名前「私の飛んでった魂が脳内に着くまでもう少し時間を下さい」
魈「何をとぼけたことを言っている。早く食うぞ。そして茶屋に戻る」
あなたの下の名前「…そーですね」
私は二人分の杏仁豆腐を買い、高い屋根の上で魈と一緒に杏仁豆腐を食べる事にした。
魈「…」
あなたの下の名前「なんでそんな顔するんですか?というか食べないんですか?」
魈「…昔の事を思い出した」
あなたの下の名前「何年前の事ですか?」
魈「1000年以上前のことだ」
あなたの下の名前「…えぇ、誰か殺されたんですか?」
魈「何故そう思う」
魈は少し驚いて私の顔を見る。
あなたの下の名前「普通に考えてそのくらい衝撃的なことがない限り覚えてないですよ」
魈「…それもそうだな」
あなたの下の名前「私に出来ることは無い…というか力になろうとも思わないですけど」
魈「珍しい人間だな、普通の人間はここで救済の言葉をかける」
あなたの下の名前「余計な事は言わないようにしてます」
魈は再び驚いた表情をした。
魈「其方…」
魈が何かを言おうとした時、ポツポツと雨が降り始めた。
魈「もうこんな時間か。」
あなたの下の名前「雨降ってますけど一緒に濡れて茶屋に戻りましょう」
魈「然り、その方が早いが風邪を引かせる訳にはいかぬ」
あなたの下の名前「大丈夫、この程度で風邪なんか引かないですよ。というか…心配してくれてありがとうございます」
魈「ち、ちが…、貴様は鍾離様の客だからだ!」
仙人って赤面するんだな。
あなたの下の名前「じゃあ茶屋まで走って帰りましょう!」
魈「待て、我が…って、話を聞け!愚者め!」
あなたの下の名前「人間は人の話を最後まで聞いてないんですよ〜」
魈side
おかしい。普通の人間、ましてやこの小童の走る速度など仙人の我の何倍も遅い。
その筈なのに一向に追いつけない。
やっとの思いで追いついたのは茶屋の少し前付近だった。
我の襟で小童に落ちる雨粒を防ぐ。
魈「愚者め、本当に風を引くぞ」
あなたの下の名前「人の事言えない服装ですけどね」
彼女の頬が緩み、笑顔になった。
何故か我もつられて頬が少し緩んだ気がした。
鍾離「あの二人、いつの間に仲良くなったようだな」
公子「…。」◀︎とられたみたいで悔しい











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!