第24話

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2022/08/28 07:00
末澤誠也
今日話せる?
そんなLINEも無視してまじめに大学に来て






授業をうけていたけど





おんなじ授業を受けているためやっぱり会ってしまって




出待ちをされてしまった、





末澤「なぁ、なんで無視するん」


「話したいことあるんやけど」




『いや、だから』




末澤「だからちゃう、いくで」





と私の腕をもって大学の近くにあるカフェの方にそのまま連れて行かれた






ショートケーキとジャスミンティーを頼んで



パクパク食べる



あぁ、うまい







てか話したいっていっときながらなんで無言なん…








末澤「なぁ、」


「昨日のなんやったん?」




『は?』




え、どゆこと



それこっちのセリフなんやけど





末澤「なんで、丈とおったん?俺丈と仲良くなるための踏み台やった?」


「俺、ほんまにあなたちゃん好きやってんけど」




ってなんか一方的に責められて





火がついた





『そんなん、誠也くんやって』



『なんか綺麗なおねいさんとおったやん』



『口ではそんなん言うけど結局私遊びなんやろ』





末澤「おねいさん…?あ。」




と思い当たりがあるような顔して




やっぱりそうなんや…





末澤「ちゃうって、あれは…その、な?」




『別に彼女でもなんでもええけど、わたしにはかんけーないし』




って素直に悲しいって言えばいいものを何故か棘のある言葉をはなってしまう






末澤「それ、本気でいうてるん?」


「俺は嫌やねんけど。」



「誤解されたままで終わるんも嫌やし丈とのこと曖昧で終わるんもいややわ」


「昨日おったんはほんまのこと話すと俺のこと好きって言ってくれた人。最後にするからって誘われて…。でもあなたちゃんに誤解させるくらいなんやったらいかんければよかったってめっちゃ思ってる」






なんて真剣な顔でいってきて



今までこんなに寄り添ってくれる人がおっただろうか…




素直に嬉しかった



末澤「で、あなたちゃんは?」




『けいちゃんの誕プレ選んでた』



『けいちゃんの誕生日に告白するんやって』




末澤「あ、そーゆーことか」


 



安心したぁぁなんていって肩を撫で下ろしてる





末澤「なぁ、もっかいいうけど俺あなたちゃん落とすっていったよな?」


「俺ほんまに真剣やねん、だからちゃんと考えてほしいし」


「でも、嫌ならもうやめる。」


さっきつい私がいってしまった言葉がこんなにも責めてしまっていたことに胸が痛くなった…







なんてこといったんだろう




勘違いだったとはいえいいすぎた…






『別に、嫌じゃない…』



『さっきはいいすぎてもうて、』




末澤「よかったぁぁ」




前に座っていたはずの誠也くんが気づいたら目の前に立ってて座ってる私を包むように抱きついてきた




末澤「俺、遊ぶちゃうからな?ほんまに…」




「なぁ。あなたちゃん好き」



なんてセリフを一回じゃなくて何度も何度も言ってくれて






嬉しくてたまらなくて幸せやった






誠也くんあと少し、あと少しだけまっててもらえませんか?

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