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第10話

第一話 思いがけない提案
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2025/05/26 03:00 更新
これだったら…いやでも無理かな…
僕は今、自室と化しているガレージで、目の前に散らばっている字がびっしりと書かれた紙達と葛藤している。
初イベントの後も色んなことをしてきたけど、やっぱり経験者達との実力の差が埋まらない。
それで何をすればいいのか3人とも色々話してアイディアを出し合ったりしたんだけど…
これもだめだ…
どれも現実的じゃない。
一旦休憩しようかな
考えすぎは体に悪いし、少し疲れた。
喉も渇いていたので、水でも飲もうとガレージを後にした。
類母
あ、類
あれ、母さん…?
何で母さんが家にいるんだ…?いつもなら夜まで仕事でいないのに…
仕事じゃないの?
類母
ああ、朝連絡が来てね。今日は休みになったの
なるほど
類母
そういえば類。今日はやけに静かだったけど、何してたの?
…少し考え事を、
類母
考え事?
うん
類母
もしかして、司くん達とやってる活動のこと?
そうだけど…
…あ、
こういうのって身近な大人に相談するのがいいって言うから…
僕達より大人な母さんだったら、分かるかな?
母さん、少し相談してもいい?
類母
もちろん
類母
何で悩んでるの?
実は__
そう言って僕は話し始めた。
類母
なるほどねぇ…
それで、どうすればいいのかなって…
類母
そういうことなら、もうあれしかないんじゃない?
あれ…?
類母
ズバリ!本場を知る!
本場を知る…?
どういうこと?
類母
んー、まあ簡単に言えば、アメリカにでも行ったら?ってこと
??
待って分かんない。簡単に言えばって何??アメリカ行く??僕達が??
類母
路上ライブだとかそういうのって、あっちの方がイメージ強いでしょ?
類母
だから、本場である海外で学ぶっていうのもいいんじゃないかな〜って
類母
そしたら新しいことに気づけたりして、レベルアップできると思うよ
なるほど…?
いまいちピンと来ないところもあるけど、母さんの言いたいことは分かった。
ありがとう、母さん
みんなにも相談してみるよ
類母
うん。頑張ってね
早速明日、みんなに言ってみよう。
そう思いながらガレージへと続く廊下を歩いた。












𝙉𝙚𝙭𝙩  ⇝  「採用!」
次回予告
冬弥
新しいことへの挑戦…楽しみですね

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