第2話

きっかけ
2,005
2019/04/24 11:18
~シルクside~
この日は全員で撮れる貴重な日だった。
シ「もうすぐザカオとダーマくるから用意しとこうぜ!」
先に来ていたモトキ、ンダホ、ペケたん、マサイがリビングでくつろいでいた。
マ「じゃあカメラセットしとくな!」
ペ「俺片付ける〜」
ン「⊂⌒っ*-ω-)っZzz...」
モ「だほ〜!おーきーてー!」
モトキがンダホを起こしてるうちに
企画を用意していく。
実は今日の企画は少し特別なのだ!


メンバーは企画をまだ知らない。
なにかというと〜…
ン「んん〜ヽ(`Д´#)ノ」
バキッ
シ「…あ」
ンダホが寝ぼけて企画に殴り掛かる。
中からすごく嫌な音がした。
慌てて中を見てみると
壊れている。
これは決して安いものでは無い。
更にンダホは転がって行き、棚にぶつかる。
上から色んなものが落ちてきた。
フィギュアやCD、DVD
シ「?!?!?!?!?!?!?!」
目を疑った。
見たくなかった。
大切に飾っていた。
定期的に拭いたりしていた。
金の盾や
コメントで埋め尽くされた
フィッシャーズアイコン
すべて下に落ちている。
拾って見てみると
金の盾には少しだがひびが入り
アイコンは…
真っ二つだった。
シ「おい!ンダホ!てめー何してんだよ!!!」
気づいたらンダホの胸ぐらを掴んで怒鳴りつけていた。
ン「んえ?!あ、シ、シルク!!ごめ」
シ「ごめんで済んだら警察いらねーだろーが!!!」
ここまでくると自分でも抑えられない。
こいつは寝ぼけてただけで、
故意でやったわけじゃない!
わかってるのに、身体が言うことを聞かない。
お願い
誰か止めて!
モ「お、おい!シルク!離せって!」
マ「ンダホ!ちゃんと起きて!」
ン「わ、悪かったよ!でも、もう見たじゃん?ね?ごめんごめん!」
カチーン
だめだ。
はは。
もう何言われても止めらんない。
みんな、ごめんね。
バキッ
ン「ごほっげほっ」
モ「ちょ!シルク!!!何してんの!」
マ「おいシルク!何も殴ることねーだろ!」
ンダホにとって、
コメントはその程度のものだったのか。
『悲しみ』『怒り』『不安』
色んなものがごっちゃ混ぜになった。
何も考えたくない。
モ「おい!なんか言えって!」
声が出ない。
マ「ンダホ!大丈夫か?」
ン「あ、うん」
なんだよ。
こいつらも、
『その程度』だったのか。
なんだよ。
それなら…






























シ「…解散しよ」

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