僕は 病院の 外へ 出た。
病院の 空気は 正直 あんまり 好きじゃない。
僕は 心の 底から そう 思った。
声がしたから 振り向くと ミョンホ と ドギョムが いた。
大丈夫なのか どうかなんて 誰も 分からない。
ミョンホは 涙目に なっていた。
ドギョムは 泣いていた。僕も 泣きそうになる。
でも…泣いたら あなたが 戻ってこなくなる
そういう気がして 泣くのを 頑張って 抑えた。
もう 僕たちが これ 以上 泣かない ために
あなた…無事に 生きて 帰ってきて ?
そして あの ひまわりの ような 輝く 笑顔 を
僕たちに 見せてよ──。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。