夕食後…
リビングのソファを前にさやかが眉をひそめた
杏子が寝転がっていた
ここのソファは人気
大きいし柔らかく、テレビも見やすい
杏子が隣をあける
戸惑いつつも隣に座る
杏子が自然に肩を寄せてきた
にやにやしながら言う
絶対にわざと
距離をとろうとすると杏子もその分だけ近づく
2人のやり取りをキッチンから見ていたまどかが楽しそうにみてた
図星だった
顔が赤いさやかを横目で見ながらほむらは、静かに紅茶を飲んでいた
まどかはそんなほむらの後ろに近づくと、自然に背中へぴたっとくっついた
てを止めた
謝っているが、離れない
そのまま、抱きついた
上目遣い・優しい声・100点満点の笑顔で言ってくる
ほむらの心にすべてが刺さった
許してしまう
耳まで顔が赤くなったほむら
うるさいな…
嬉しそうに、ほむらの腰へ腕を回した
ほむらの声が甘くなる
圧が強い
まどかが思い立つように言う
まどかの笑顔に逆らえないほむらは即答した
思い出し顔が真っ赤になっていた
沈黙が続く
否定はしない
肩を寄せるまどか
ほむらは無意識にまどかの頭を撫でていた



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。