#いっしょに♡
「ほら、あなた。自分から誘ったんやろ? おいで」
浴室に広がる、プレゼントでもらった入浴剤の甘い香り。
お湯を指先で混ぜながら、マナくんが脱衣所で固まっている私を、茶目っ気たっぷりに手招きした。
「う、うん……。でも、やっぱりちょっと恥ずかしいかも……」
バスタオルを握りしめ、もじもじとする私。
するとマナくんは、ふっと優しく目を細めて、私の手を取った。
「いまさら何言うてんねん。ほら、滑らんようにな」
彼にエスコートされるまま、ゆっくりとお湯に身を沈める。
二人で入るには少し狭い湯船。マナくんが先に背を預けて座り、その足の間に私が収まる形で、後ろから包み込まれるような格好になった。
「……あったかいな。あなた、ええ匂いする」
背中に伝わる彼の逞しい胸板の厚さと、耳元で響く低い声。
マナくんの腕が私の腰に回され、ぐっと引き寄せられる。
お湯は乳白色に濁っていて、水面下で彼の手がどこにあるのか、外からは全く見えない。
だからこそ、肌に触れる指先の動きが、いつもより鮮明に、敏感に伝わってくる。
「っ、……あ、まな、くん……」
「ん? どうしたん。見えへんから、どこ触られてるか分からへんなぁ。」
白濁したお湯をかき分けるようにして、彼の大きな掌が私のお腹をなぞり、そのまま指先が胸の膨らみへと這い上がってくる。
大きな掌の熱が、お湯の温度以上に熱く感じられて、私は思わず彼の腕をギュッと掴んだ。
「……んぅ、……そこ、だめ……っ」
「だめ? でも、あなたもドキドキ言うてんで」
耳元で囁かれる低いくぐもった声。
彼は反対の手で足の付け根まで深く、執拗に愛撫を広げていく。
見えない恐怖と快感に、私はただ、湯船の中で震えることしかできなかった。
「……あかん。これ以上やったら、あなたがのぼせてまうな」
ふいに手の動きが止まり、マナくんが私の肩に顔を埋めた。
彼は私の首筋に一つ、深く痕を残すようにキスを落とすと、掠れた声で意地悪く呟いた。
「続きは、ベッド行ってからな。……後で楽しみにしておいてな?」











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。