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第9話

たった3人の女子会
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2025/03/29 00:00 更新
バロック・ワークスのとある夜。

ボンクレーの強い要望により、ノアとロビンを招待して【女子会(?)】が開かれることになった。


Mr.2
さあさあ! 女子会の始まりよぉ~~!!


ボンちゃんがド派手なピンクのクロスをテーブルに広げ、軽食を並べる。(甘い物は夜だからということで断念したらしい。)

ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
……どうしてこんなことに……
ノアはクッションに座りながら遠い目をしており、対面のロビンはワイングラスを片手に、くすりと笑っている。
ニコ・ロビン
ニコ・ロビン
たまにはこういうのもいいんじゃない?
Mr.2
そうよノアちゃん! アチシたちはね、男社会のバロック・ワークスに咲く一輪の花なの! つまり、たまには女子だけでキャッキャウフフしないといけないのよ!!

ボンクレーの勢いに押され、ノアは「はぁ……」とため息をついたが、すぐに吹き出した。
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
まぁ、いいけどさ!


ちなみにロジャーは「女子会には男は入っちゃいけない」と言われたので締め出した。
ロジャー
クソッ……男だろうが今はぬいぐるみなんだからいいだろうが!

ロジャーは恋愛話を肴に酒を飲む男だった。

ノアは頭の隅でロジャーのことを考えつつ、ボンクレーの差し出した紅茶を受け取る。
Mr.2
じゃあ早速、女子トークの時間よ!! まずはね、周りの男たちについて!!
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
周りの男たち?

ノアが首を傾げると、ロビンがクスッと笑う。
ニコ・ロビン
ニコ・ロビン
例えば、クロコダイル社長のこと、どう思っているのかしら?
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
クロコダイルさんか。……うーん
Mr.2
意外とアリかもしれないわよぉ? あの冷徹な感じ、実はちょっと優しいところもあるかもしれないじゃない?
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
確かに優しいけど…人使い荒いときが無い?それに私は初めてクロコダイルさんと会った時、怖いしか思えなかったわ。顔の圧が凄いよね
Mr.2
わかるわぁ~~~!!
ボンクレーが大きく頷く。ロビンは微笑んだまま、紅茶を一口飲んだ。
ニコ・ロビン
ニコ・ロビン
次は…そうね。好きなタイプの話でもする?
Mr.2
いいわね!!



ボンクレーが大きく身を乗り出した。ノアは少し考えてから、答える。
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
んー…私は楽しい人かな
Mr.2
楽しいって?
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
一緒にいて笑えるっていうか、退屈しないっていうか……。あ、でも頭のおかしい人はイヤかも!
ニコ・ロビン
ニコ・ロビン
ふふっ、それってボンちゃんみたいな人?
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
ボンちゃんは色々濃すぎるからなぁ…
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
今のままの関係でいいや
Mr.2
あらまぁ♡ まぁまぁ、それはそれで光栄だわぁ♡
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
うん、ボンちゃんは親友として最高!
Mr.2
……って、ちょっとぉ!? それはつまりアチシにはトキメキがないってことぉ!? 
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
え?…ボンちゃんって私のこと恋愛対象として見てたの?
Mr.2
あったりまえでしょぉ!! 可能性は常にオープンでなくちゃ♡ でもノアちゃんがそう言うなら、アチシたちは最高の親友で決定ねぇ!!
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
ボンちゃん分かってる〜♪
ニコ・ロビン
ニコ・ロビン
ふふ、仲が良くて素敵ね
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
ロビンさんの好きなタイプは?
ニコ・ロビン
ニコ・ロビン
そうね……知的で、話が面白い人かしら?
Mr.2
なるほどなるほど~~!! ちなみにアチシはね~~~!! 強くてカッコよくて、美しくてアチシをお姫様のように扱ってくれる人よぉ~~~!!!
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
理想が高!!
Mr.2
うるさいわねノアちゃん!! 夢くらい見たっていいじゃない!!

そんな感じで女子会は続いたのであった……。











女子会が終わった後、ノアは自分の部屋へと戻った。
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
ただいま〜♪

ロジャーはそんなノアの様子を見て、興味津々に尋ねる。

ロジャー
で? 女子会ってやつはどんな戦場だったんだ?

ノアは半目になりながら答える。
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
戦場じゃないし……ただ好きなものとか、男の好みとか話してただけ
ロジャー
ほう……で、お前の好みは?
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
ふふん、教えないもんね!


ロジャーは 「ケチだなぁ!」 と不満げに言いながら、ふと何かを思い出したように呟く。
ロジャー
でも、好きなもんを語り合うってのはいいもんだな。船でもそんな話をした気がする……

その言葉にノアは少しだけ驚く。ロジャーの記憶が少し戻ったのかもしれない。
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
……そっか、そっか。じゃあ、次の女子会にはロジャーもぬいぐるみのまま参加する?
ロジャー
お、いいのか! 俺も混ざっていいのか!?
ペルシェ・ノア
ペルシェ・ノア
ただし女子会は女の子だけだから、ボンちゃんみたくオシャレにするからね!
ロジャー
嫌に決まってんだろ!!

ロジャーのツッコミに、ノアは 「あはは!」 と笑いながら、楽しかった女子会を思い返すのだった。

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