第3話

2話
71
2023/11/06 08:34
蒼井千影
蒼井千影
う”……
お腹が痛い…
う”っ…
私は大体察した。
陣痛だ。
蒼井千影
蒼井千影
り”お”と”!
そう叫んだ、家にいるはずの彼を。
何度呼んでも彼は返事をしない。
とっさに私は一番上にいた電話番号の人に電話をかけた。
月島砂糖
月島砂糖
『え、千影どうした?』
その人は直ぐに電話に出た。
蒼井千影
蒼井千影
『た”す”け”て”!!』
月島砂糖
月島砂糖
『えっと…あ、陣痛…!?』
蒼井千影
蒼井千影
『う”ん”』
月島砂糖
月島砂糖
『分かった、今すぐ行くから!』
そう言ってその人は電話を切った。
数分後、家の扉が開いた。
月島砂糖
月島砂糖
千影、車まで行ける?
その問いに私は首を縦に振った。
月島砂糖
月島砂糖
ありがと、じゃあ私に寄りかかっていこうか。
砂糖に寄り添いながら私は駐車場まで行った。
月島砂糖
月島砂糖
…飛ばすから。
そう言って砂糖はエンジンを掛けて車を動かした。
うめき声をあげる私を隣に『辛いね、もうちょっとで着くからね、』と宥める砂糖。
今思っても砂糖には感謝しか無い。
数分が経ち砂糖は車から降りた。
月島砂糖
月島砂糖
医師呼んでくる。
それだけ言い残して砂糖は去っていった。
数分後お医者様?であろう人と看護師さんであろう人が現れた。
そこからの記憶はないに等しい。
数十時間が経った頃だろうか。
私は目を開けた。
蒼井千影
蒼井千影
りお、と?
最愛の人の名前を呼んだ。
蒼井李音
蒼井李音
千影!
あのときとは違ってすぐに返ってきた。
蒼井千影
蒼井千影
私…子供…!
蒼井李音
蒼井李音
うん…!ありがと!
蒼井李音
蒼井李音
僕と千影に似た可愛らしい子供だったよ!
蒼井千影
蒼井千影
グスン…ッ…ありがとぉ…(´;ω;`)
蒼井李音
蒼井李音
これから、2人で育てていこうね!
蒼井千影
蒼井千影
勿論!!
私はとびっきりの笑顔で返した。
二人で笑い合って…
あぁ、こんな幸せがずっと続けばよいのに…
その時の私は気づくことがなかった。
遠くの場所で私と李音を見つめている砂糖の視線に。
佐倉
佐倉
この小説すっごい書き溜めあるわ(
佐倉
佐倉
あと暗いな((そりゃそうか。
佐倉
佐倉
じゃーねー!

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