第45話

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2021/11/11 09:35
あなたが休んだ。


びび君も休んだ。
分かってた。きっと俺のせいだ
屋上で俺は1人で昼食をとっていた
今日はあっきぃ達も置いてきてしまった
何故か1人になりたかったんだ
そんなことを思いながら俺はメロンパンを食べた


普通に美味い。


どんなに辛くても、悲しくても、飯は美味い


告白の返事なんて要らない。


もう結果呪いは知ってるんだから


でも、なんでこんなに心が痛いんだろう。
すると、屋上のドアが開いた
アマル「お前置いてくなよ〜笑」
と、俺の隣に寄ってくる
ごめん、俺は今1人になりたいんだ…


心の中の声は聞こえない。当たり前のことだ。


沈黙が続いて正直きつい
アマル「………、何があったのかはしんねぇけど…話聞くぜ?」
いつものような笑顔でいつものように話しかけた
その優しさが俺には心地よかった
でも、口が動かなかった
なんて説明すればいいのかわかんなかったから
すると、
パチンッッ
俺はおでこを押えて咄嗟にアマルの方を見た



アマルは悪戯な笑顔で
アマル「ばーか。そんな悩むなって!人生長いんだからさ?













楽しいことだけ考えてこうぜ!!」












アマル「まぁ、それだけじゃ無理な時もあんだけどさ〜笑落ち込んだ時こそ!だろ?」
いつもの笑顔なのに…巫山戯てんのに…デコピンされたのに…
今、顎が涙で大渋滞なんだ。


俺はあの時。あの言葉に救われた










「聞いたよ…、龍輝君が後輩泣かせたって…なんか意外だよね」
「でも、実はそういう系だったんだ笑笑」
「あ、後輩殴ってるって聞いたことある!」
「まじ!?笑警察沙汰よ笑」
あっきぃ「…お前ら何話してんの。」
無性に腹が立つ。
「あ…えっと…彰君、これは…」
「彰君、知ってたの?龍輝君があんなことしてるって。」
あっきぃ「…知らねぇよ」
「友達なのに?」
あっきぃ「…」
「友達なら解決まで導いてあげなよ…。」
あっきぃ「俺はぷりちゃんの友達だ。だからこそ"信じてんだよ"」
「はぁ?笑だってやったって見てる人いるんだよ?」
あっきぃ「そんなデマに流されるようなやつにぷりちゃんの悪口を言う資格なんてない。」
つい、言い合いみたいになってしまう
あっきぃ「ぷりちゃんは絶対に後輩を殴ったりしない。ぷりちゃんは…寧ろ後輩思いな人だよ。」
あっきぃ「お前らみたいな群がって大きく見せてさ。1人じゃなんにも出来ないような奴らなんかにぷりちゃんの良さなんて、一緒わかんねぇよ!!!!!」
俺は息切れが激しくなった
興奮と、怒りに喉の奥が痛くなる
こんなことしても、今のぷりちゃんの心が回復するわけでもないのに
何やってんだ。俺は









遅くなってしまって申し訳ありません🙇‍♂️

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