あなたの下の名前(カタカナ) side
今日は遂にアドラの奴らに攻撃を仕掛ける
決行される前の昼にアベル様に呼び出された
私が此処でヘマをしたら…私はもう七魔牙に見合う力がない…そう思った。
私も頑張らなくちゃ…父様に認めてもらうために…アベル様に認めてもらうために。
沈黙が続く中、アベル様は口を開いて
とアベル様は聞いてきた
ここは言わない方がいいかなと思っていたけれど
私は自然と口から言葉が出ていた
そう言われ、私はいつの間にかアベル様の腕の中にいた。
なんて優しい方なんだろう。
七魔牙にはいい人が居すぎている…こんな所に入れて私、幸せだなぁ
…アベル様をサポートできるように頑張ろう
そう意気込んだ
日が落ち夜となった。
アドラの奴らが来るはず…私は徘徊し、そこに来たアドラの奴らを倒す。
そんな役割を任された
他の七魔牙のメンバーはそれぞれ位置につき、アドラのヤツらを待っている。
多分もう戦いは始まってる…戦力的にはこちらが有利。
私が戦わなくても行けるだろう。
バン!!
近くで音がした、急いで音のした方向へ向かった
そして、物陰に隠れ、様子を少し伺うことにした
だが驚くことに
マッシュ・バーンデットと…
何故ここに居るんだろう…
"神格者。剣の神杖"レイン・エイムズ…
…一瞬こっちを見た?
…レインさんは何処に行くんだろ…
と呑気に考えていたのが悪かった。
もうマッシュ・バーンデットが居ない。
アベル様の所に行ったってことだろう…
それより、ここのフロアの後ろ側に居たアビス先輩が居ない。そんな…まさか
…アベル様なら勝てる筈、アビス先輩は何処にいるんだろう探してみよう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。