マッシュ・バーンデットはアベル様の元へ行った。
多分、大丈夫だろうと思い、アビス先輩を探した
彼奴が来た方向は…確か…アビス先輩が…
そこには倒れ込んでいたアビス先輩がいた。
話しかけると体を起こし、何故か少し天井を見ながら話てくれた
起き上がった先輩の目を見ると…
悪魔の目…?
えっ…どういうこと…マッシュ・バーンデットって何だ心優しいのか?
それより…アビス先輩がイヴル・アイの持ち主だったなんて…
でも、確かに右目は見たことは無かった…
いや、ここは先輩に、大事なことを伝えなきゃ
アビス side
何故、こんなに優しくしてくれるのでしょう…
私は嫌われて当然の筈…そして、あなたの下の名前(カタカナ)さんは価値のある人間を目指しているというのに私を許してくれた
あなたの下の名前(カタカナ)さんも心が優しく純粋なのでしょう…。
これはアベル様が惹かれて当然だ。
私は、間違いなくあなたの下の名前(カタカナ)さんの言葉で心が少し落ち着いた。
アベル様が少し羨ましい…。
私は貴方とあまり関われない…。
…いや、何て事を考えているのでしょう私は。
アベル様がもしかしたら想いを馳せている女子に…
いや、それよりアベル様の方はどうなっているのだろう…もしかしたら…
あなたの下の名前(カタカナ)に少し任せるしか…
…あなたの下の名前(カタカナ)さんの様な人にアベル様は惹かれて当然ですね…
私だってアベル様の想いを大事にしたい…
それなのに…何故こんなに鼓動が早くなってしまったのでしょう。
ごめんなさいアベル様
_____私も彼女に惹かれてしまいました
いや、本当は初めて見た時からそうだったかも知れません…
私は、どうすればいいのでしょう
でも、今はアベル様の無事を願いましょう……そして私も早くあちらに行かなくては…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!