あなた
「遅くなりました」
ハンク
「遅いぞ」
あなた
「寒くて、あったかいコート探してた」
コナー
「体温が37.2°微熱があります。無理をしないよう気をつけてください」
あなた
「元々高いんだ。だから大丈夫」
あなた
「で?何か収穫はあったか?」
周りを見て僕はRK800に尋ねた
コナー
「集団組織だと思われます。それと型と名前が分かりました」
あなた
「へぇ…殺人は?」
コナー
「ありません」
あなた
「…屋上に行った?」
コナー
「誰も行っていません」
あなた
「僕が行くよ。任せて」
コナー
「ですが…」
あなた
「…だめ?」
コナー
「…分かりました」
僕は階段を上がり、扉のドアを開けた
[屋上]
雪が降って町は白に包まれていた
あなた
「絶景だぁ」
僕はそう言って、ニット帽を更に深く被った
あなた
「にしても寒いなぁ…」
周りを探索して、アンドロイドがいないか確認する
あなた
「…」
明らかに怪しいところがある
他の所に比べてほんの少しだけ、扉が開いている
ほんとに数ミリ
RK800や僕でなければ気づかないぐらいの
僕はその前に立ち、深呼吸をし慎重に話始めた
あなた
「あー…そこにいるのは分かってる。君は今、ものすごくピンチだ。他の人間が君を見つけ次第殺すだろう」
物音がしない
あなた
「バレないと思ったか?残念だが、僕の目は誤魔化せないぞ」
僕はそう言って、そこを開けた
案の定、アンドロイドがいた
彼は僕に銃を向けていた
そして、1発
その1発は僕の肩をかすった
物音に気づいたのかハンクとコナーの声が聞こえる
ハンク
『あなた!聞こえるか!?』
コナー
『聞こえるなら開けてください!』
あなた
「…まずいことになったな」
彼は黙ったままだった
あなた
「…なんとか言ったらどうだ?サイモン」
サイモン
「なぜ…俺の名を…!」
あなた
「君と似たようなものさ」
持っていたマフラーで、肩の傷を隠す
あなた
「ここから出てしまえば、君は間違いなく殺される」
あなた
「僕は悪い人を捕まえられるようにロープを必ず持っている」
僕はロープを固定させ、彼の腰に手を回す
あなた
「君の仲間が中に入ったのと同じところまで下がろう」
そんなに下じゃないだろう?と言い、彼の言葉も聞かず、僕は下へ下へと降りていった
無事、窓というよりガラスが空いてるところに僕と彼は到着した
あなた
「その格好だと目立つ…しかも君怪我してるじゃないか」
僕は彼の足に手をやった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。